鳴らなくてもいい、そこにいてくれれば。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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私の部屋にはいまだにいただきものの風鈴が飾ってあります。今年の夏に貰ったものですが、可愛いので外に出して強風にあおられて割れてしまったら大変、と室内に入れたままの状態で冬まで迎えそうな勢いです。風鈴を外に出さないなんて本末転倒な気もしますが、私のなかでは「風鈴はガラス製だからある意味消耗品」という真実がまだ受け入れられない状態です。今年は台風やゲリラ豪雨も多発した年でしたので、外に出して飛ばされでもしたら危険物に変化してしまうことも恐れてはいました。ガラスでは無いものを買うのもいいかと思いましたが、ガラスの風鈴の音は「ちりりん」と軽く愛らしいので、やはりガラスがいいなと、自分で購入するときも選んでしまうのです。

消耗品と割りきれないのは、昔ガラス細工の見学をさせてもらったときに、工場で風鈴を作る体験授業に参加したからかもしれません。繊細で、色彩豊かで、壊れやすくて…という姿に儚さを覚えたまま、その感情が今も残っているのでしょう。