行方を求めて。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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朝起きそうで起きない…何となく微睡んでいる時にふと「寝室では嗅がないであろう匂い」を感知しました。魚のような、出汁のような、すこし肉の焼いた感じも漂って…旨味のような香りと共にほんのり生臭さも含まれており、妙にリアルでした。近所の方が朝御飯を作っているかもと思いましたが、寝室はしっかり窓がしめてあるのでなかなか伝わってこないはずなのです。

何処から来るんだろうこの香り…、と何となく匂いのした方向に意識を向けてはみたものの、匂い発生場所からのこれといったアプローチもなく…疑問のままベッドの脇に目を落としました。するとそこには、我が家の灰色の同居人がスヤスヤと寝ている姿が。顔を近づけて「おやすみ」などと言っておこうかと思った時、鼻を同居人に近づけて気付いたのです。…我が家の猫の口元から、さっきの表現しがたい妙な匂いがする…と。 今時のドライフードは人間がかいでもなかなかいい匂いがするのだと感心しきりでした。猫だけではなく、人の嗅覚をも刺激するような「美味しそうサイン」…恐るべし。

何も考えずにドライフードをうっかり口に含みそうな自分が背景にスタンバイしている感じがしました。