そんな警報を聞く季節です。学校にいた頃はこの警報が出てくると、外では授業をしていても「教室に戻りましょう」と指導を受けて、皆わらわらと室内に入った記憶があります。子供でしたから、排気に日光があたり目や喉に悪い成分が出てくるなどという仕組みを知らなかったのです。…今でもなかなか難解ですが。暑いなか校庭で苦手なマラソンや球技をしていたときは、ちょっとだけラッキーだなと「しめしめ笑い」をひそかにしていましたが、咳が出やすいクラスメイトがいち早く反応し、「ちょっと苦しいかも…」とゼイゼイしていたのは可哀想でした。
確か当時は警報を受けて校舎に入るときは、特に入念にうがいをしていたような…。蛇口前に並んでガラガラと順番に。皆じゃれあうように並んで、うがいの最中に背中をつついたり髪を触ったりといたずらするので、その刺激でむせることも多々ありました。光化学スモッグの威力よりもうがい中のちょっかいのほうがある意味脅威だったなぁと思い出すのでした。