こえる。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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「国境をこえて進むと、その地は30度をこえる暑さだった」
この文章、「越える」と「超える」のどちらを使っていいのか…私はちょっと「あれ?どちだっけか」と混乱してしまいました。普段いかに曖昧に意味を捉えているかがバレてしまいお恥ずかしい限りですが。ここでの正解は「国境を越えて進むと、その地は30度を超える暑さだった」のようです(←自信なくて調べた)。

越える→一定の地点や時期を通りすぎて向こうへ行く、進む。
超える→一定の範囲や基準、目標、限度、予見、定員などを上回る。

違いを調査した結果、それぞれにこのような意味があるそうです。
しかし書き手の持たせたい意味で「こえる」を使い分けるなんてこともあるため、文章によってはどっちも正解かも」という事態も生じるそうです。たしかに、

「峠を越えてようやく一軒の休憩所を見つけられた」
は、峠が物理的な印象を持つために「越えて」を使った方が良さそうですが…
「締め切り迫る仕事も峠を超えたので、近所の喫茶店で一息いれよう」
だと、峠がもっと抽象的な、「大変さのピーク」みたいな表現で解釈されるためこの「超える」でも間違いではないようです。書き手の気持ちがくみ取れるような読み方を心がけたいものです。

締め切りの峠は、越えるでも超えるでもいいので常にスムーズにコエタイものです。