噴水は冬休みをとりがち。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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熱帯魚たちのいる水槽の掃除をするときや、自分が飲もうと思ったときなど、「汲みたてのお水」にくっついている気泡を眺めるのが何となく好きです。どちらも水道水に見られる傾向だと思います。水道水は気体がたくさん溶け込んでいて、蛇口から出して他の容器に止めておくとその気体が変化して気泡になるそうです(諸説あり)。気泡はいずれ無くなってしまいますが、眺めているとあっという間に時間が経過しているから困ったものです。

風に散る木の葉や噴水のパフォーマンスなどもそうです。「ずっと眺めていて、気づけばビックリするぐらい時間が経過しているもの」が身の回りにたくさんある状況は危険です。ですから大型デパートに設営されているようなお休みどころやフードコートに馳せ参じた日にはもう大変。注文した炭酸水を飲みつつ気泡を眺めながら、横目で噴水のパフォーマンスのパターンを確認して、窓の外で華麗に舞う木の葉の躍動を感じて…これは繁盛している時間にやってはならないことでしょう。

「本体(拠点)は不動、中身は動いている」という状況に関心を持ってしまうのでしょう。有限な時間を使うにはあまりにも贅沢すぎる癖かもしれませんが、この「じーっと見ているだけの時間」を過ごした後は何となくですが「ああ、今日も生きている」という実感が沸いてくるので自分にとっては必要な時間のようにも感じるのでした。たて