仕掛人の罪悪感。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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台所のシンクに、輪ゴムのようなものが落ちていました。輪ゴムでしたら冷蔵庫の扉にくっつけてある「輪ゴムフック」のもとに返して事なきを得ますが、相手は「輪ゴムのようなもの」。輪ゴムよりも重量感があり、おまけに色は灰色。フックのもとに返すべき代物ではありません。直感ですが、「なにかしらを組み立てている部品である」というのは直感的に理解できます。

これがないと「本体」に不具合が起きるのかな…と考えると何だか怖くなり、台所周辺にあるものから「対象物」を割り出していきました。麦茶を入れるピッチャーの部品?…ちがう。汁物をいれて持ち歩く保温タッパーのフタ?…これも違う…。結局あれこれ当てはめていった結果、「水筒の液漏れ防止部分に使われていた部品でした。決めては洗ってもほのかに残っていたお茶の香りと茶渋の痕跡でした。

親元がわかったところで、漂白でもします。
本体と感動の再会をするなら、綺麗にしないと…とは思いましたが、感動の再会の前に分解して洗って取りこぼす…という今生の別れを味あわせたのって…他でもない私じゃないか、という話。