「損得で判断しちゃだめだよ」なんて言われたことがありますが、どう贔屓目に見ても「損して得とれ」では辛抱できないことに遭遇することだってあります。
例えばせっかく暑気避けで入ったカフェや喫茶店にて。よくもわるくも冷房がききすぎていて、外にいたときからお目当てだったかき氷やフラッペ等の「冷えモノ」にありつく勢いがすっかり削がれて「…あったかいジャスミンティーください」と言ったときに感じるあの感じ…。「前のめりな涼みたい感」を早々に冷房で満たされてしまったときにやってくる「あー損した」の気持ちをなだめるにはどうしたらいいものか。もはや真剣に己と向き合う瞬間です(←軽い気持ちで入ったお店なのに)。
こういう「損したー」の気持ちと向き合うには「そのほうが健康のためさ。冷えすぎなくていいじゃない」とヘルスケアを引き合いに出してはみますが、やはり「涼んで冷たいもの食べてひんやりしたい」という夏の本能にはいささか力が足りていないような気もします。わがままだなぁ私は…と思う夏、2015が始まります。