今日はまた非情に暑かった。
昨日十数枚のCDやレコードを売り、
今日は楽器を売りに、東村山市のとある店まで向かった。
わたしをなぐさめてくれるものなどどこにもなかった。
東村山市のそこに行くまで、
西武新宿線に乗らなければならない。
久しぶりに土曜の日中、新宿の街を歩いたが
人間の歩く場所じゃないと思った。
人、多すぎたし 暑すぎた。
新宿の街を楽しむほど優雅な雰囲気でも気分でもないし
ただイライラした。とにかくイライラした。
わたしが一匹の繊細なウサギだったら、それだけで死んでいたかもしれない。
西武新宿線に運ばれて、東村山市のとある駅へたどり着いた。
ここはどこなんだ!
また苛立った。
こんなところが東京だと?
とにかく苛立った。
間違っても牧歌的な雰囲気になどなるまい。
東京は、いかにも東京でなければならず
しかし、人が多過ぎるところなど好きな東京なんかじゃなく
わたしにはわたしの、理想郷としての東京が断固としてあるのだ。
~つづく~