究極のボランティア | 仕遊のブログ

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独立・起業して20年
悪戦苦闘している日常を綴ります

ちょっと仕事のことなど。

ここ数年、同業者の破産(倒産)が続き、回収不能の煽りを受けたメーカーや卸(問屋)が警戒感を強め、最近は我が社にもやたらと営業担当者が経営状態の偵察(それとなしに在庫のチェックなど)に来るようになった。

ある卸(問屋)などは保証金の増額や支払サイト(支払期限)の短縮を求めてきており、これはもう壮絶なイジメに等しい。

こういうのを何ハラというのだろう…?

我々零細企業が資金繰りで苦境に立たされているのを知ってるのに「そんなの関係ねえ」て、小島よしおか。

 

日頃思うのだが、自身の商売を取り巻く環境下で一体誰が儲かって得をしているのか?

顧客?メーカー(製造元)?

いやいや、一番儲かって得をしているのは間違いなく御上(日本国政府)だな。

御上は「税金」という年貢を我々庶民から否応なしに巻き上げる権限と術を持っており、いくらこちらが「赤字で払える金が無い」と言っても全く通用しない。

ずいぶん昔、実際に国税局から「借金してでも税金を払え。今払えない?そんなの関係ねえ」と言われたことがあった。

もちろん、社会保障制度を維持するためにも納税は必須であり、義務というのもわかっているが、借金してでも御上に年貢を納めることを最優先としなければならないというのが納得できないのと、電話の向こうの職員の横柄さに腹が立ち「こっちだって好き好んで赤字になってるんじゃねーんだ!」と、町工場の頑固社長のごとく荒ぶったら、少し沈黙の後に「なら分納で」とあっさり言われ、その時は結局三分割で税金を払った。(延滞金を加算されたけど)

このように御上というのは何の苦労もせずに収入を得る超安定企業であり、且つ、払わなければ最終手段として財産を差し押さえるという闇金以上に容赦ない取り立てを行う「零細企業にとっては非人道的組織」と言ったら、ちょっと言い過ぎだろうか?

自民党の各派閥の政治資金問題が大きな問題になったが、こんな連中が君臨している政府へ必死になって納税していると思うと、バカらしくてやってられなくなる。

ホント、我々零細企業は「究極のボランティア」の何者でもない。

 

いろいろ愚痴を書いてしまったが「あんたが払っている微々たる税金なんて、大して世の中の役に立ってないから」と言われたらその通りなので、今日も晩飯食ったら早く寝よう。