私のスピリチュアルの背景:3.学研「ムー」の創刊 | Siyohです

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音楽とスピリチュアルに生きる、冨山詩曜という人間のブログです

スウェーデンボルグの著書などの助けによって、死後の世界の存在を確信した私を、さらなる不思議へと導くように、学習研究社(現・学研ホールディングス)の月刊誌「ムー」が創刊されました。調べてみると創刊号は一九七九年一一月。私が大学に入学する頃です。いつこの雑誌を知って読み始めたのか覚えていませんが、時々買っていたのは確かです。そして、様々な分野のオカルトを知っていきました。中でも、そこから派生した書籍「ムー・スーパーミステリー・ブックス」の中で、いくつかとりこになったものがあります。

 

「人類は核戦争で一度滅んだ」という書籍を夢中になって読んだ記憶があります。紀元前のはるか昔に核戦争があったというこの説は、当時こそ眉唾だったものの、近年になってそれを示唆する様々な証拠類が見つかってきています。今では「古代宇宙飛行士説」という説まであります。こうした説は、人類の起源や神の概念をより明確にし、人とはどのような存在なのかを考えるためのとても重要なピースとなります。

一九八五年に出た「体外への旅」にもかなり衝撃を受けました。これはロバート・A・モンロー氏の同名著書の抄訳で、ある日突然体外離脱をするようになった本人が、それが夢ではないことを確かめ、なぜそうなったのかを考えていくという内容です。体外離脱というのは、昔から幽体離脱と呼ばれている現象です。幽体離脱が科学の研究対象になり、技術化して他の人にも教えることができるのを発見したモンロー氏が、オカルトと切り離すために、この新しい言葉を生み出しました。

彼は自分がなぜ突然、体外離脱現象に遭い始めたのかを考え、その結果としてヘミシンク理論を確立しました。両耳からそれぞれ異なる周波数の音を聞くと、その周波数の差に当たる脳波が誘導されるのは音響技術者の間では周知のことでした。その技法をモンロー氏独自の技術と組み合わせ、モンロー氏自身と同じような体験、つまり体外離脱体験が他の人にもできるように、ヘミシンク理論が開発されたのです。そして設立されたモンロー研究所では、体外離脱を経験するためのプログラムが随時行なわれており、在宅プログラムも開発されています。このヘミシンクは私の人生に大きな影響を与えていくのですが、それはもう少し先の話です。今は「ムー」の話を続けましょう。

 

このシリーズの書籍は結構たくさん読みましたが、その中でもひときわ印象に残っているのが「謎のタイム・ワープ―モントークプロジェクト」「タイム・アドベンチャー―モントーク・プロジェクト〈2〉」です。これらは一九九〇年代になってから出た本ですが、そのぶっ飛んだ内容にはとても衝撃を受けました。大まかに書くと、米政府の極秘プロジェクトで、マインド・コントロール、思考の物質化、タイム・トンネル、魂の移植などが実現されているという内容です。ちなみに当時は驚愕したこれらの内容の一部については、その後に色々なソースから同様な情報を得ています。もしかしたら、すべて実際にあったことなのかもしれませんね。

 

こんな内容をインプットしながら育ってきた私が、近年はムーに記事を書いたりしています。人生の巡り合わせというのは不思議です。次はジョン・タイターについて、また詳しく書かせてもらいたいところです。数年前に「帰ってきたジョン・タイター」という巻末特集を書かせてもらいましたが、その冒頭部分だけがネットで公開されています。でも次回はこんなものではなく、タイターのすべてみたいな記事を書きたいですね。とは言え、そんなものを書いたら一冊の本になってしまいそう。

夢は広がる。。。

 

余談ですが、学研グループの再編が続いていたようで、ムーは学研パブリッシングから学研プラスになり、今はワン・パブリッシングが発行していることになっています。だから正確に言うともう、学研のムーとは呼べないのです。