異世界こぼれ話 その七十五「マンデラエフェクト、あるいはこの世界の仕組み」 | Siyohです

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音楽とスピリチュアルに生きる、冨山詩曜という人間のブログです

著書の最後に世界の仕組みについて書きましたが、ここではそれをもっと直感的に、マンデラエフェクトと関連づけて説明してみます。まずはこんな3つの軸を考えます。

まず渦動軸から説明します。この軸は、万物の根本となっている渦の速度を表しています。私たちの認識している世界はすべて極小の渦が元になっていて、それが光の速さで回転しているため物体としてしか見えないと、私を含めて何人かの人が考えています。この渦がさらに高速に回っていくと、その人は最初光にしか見えなくなり、さらに高速になると全く見えなくなります。私たちの身体には霊体が備わっていて、その渦速度は肉体に縛られています。しかし体外離脱をしたり死後の世界に行けばそんなことはなく、渦動の速度調整はより柔軟になります。渦動速度が最大になった状態が神になった状態、逆に最低になった状態が意識の消失と言えるでしょう。

 

次に、上手い名前を考え付かないので「想像による創造軸」と名付けた軸があります。右をポジティブ、左のネガティブとしてみました。そして一応時間軸。本来時間はないものですが、これがあった方がわかりやすいと思うので、今回はこの時間軸を含めて説明を試みます。

 

この3軸の中心に現在の意識があって、そこに一つの世界があります。しかしその他にも想像した分の世界が無数にたくさんあるのです。それを模式化した図がこれです。

中心の赤い世界が今認識している世界。その他の球はすべて、赤い球の世界に住む人の想像によって創造された世界です。極端に渦動が違う世界は想像しにくいし、極端な未来や過去も想像しにくいので、世界は無限にたくさんあるものの、創造軸に密集する傾向にあります。ただ、このような模式化だと世界線やマンデラエフェクトを理解しにくいかもしれません。なのでこの世界を今の時間で切ってそこに平面を作ってみました。

こんな風に想像してみてください。この図のようにたくさんの世界を載せた平面が未来に向かって、多少揺れながら進んでいくのです。その動きの中で球は転がり、無くなったり新たに生まれたりします。その中でこの中心の赤い球の世界の位置は刻一刻と変わります。常に一番近い紫の球に移り変わって行って、そこが赤くなるといったイメージです。これが度重なると過去から現在に向かって、かつて赤くなった一連の球ができあがります。それを結ぶ線が世界線です。ここまでは良いでしょうか?

 

さてこの図はある一人の人だけの世界を表しています。ある個人Aは常に自分の想像でたくさんの世界を創造しています。Aの世界には他人のように見える人もいますが、それはすべてNPC、自分のアバター、分身なのです。この状態を称して「すべては自分」などと言いますが、実際はもっとずっと複雑です。何しろ、他の人たち、BもCもそれぞれこのような世界を持っているのですから。Aの作り上げている無数の世界は、BやCのそれと干渉します。だからAの世界に現れるBのイメージは、B自身をAの感覚で変更した、BにAを投影したような存在だと言えます。

 

このようにある特定個人Aの世界は、他の干渉を受けて、時に自分の意思だけではできないような動きをします。ここ数年は渦動軸に沿って、神の領域に向かって微風が吹いているようなものです。

この微風は集合無意識の力とも言えます。Aの世界の中心である赤い球が少しでも神の領域に向かいやすいように、様々な存在たちの意思が絡まってきているわけです。いわゆるアセンションを手助けするのがこの微風です。ここで何らかの突発事故、本人の死亡、世界的な事件などが起きるとしばしば、この風が突風になります。

これが吹いた後Aは、自分が今までとは違う異世界に来たことに気づくことでしょう。そして突風とまでは行かないけれど多少強い風が吹いたとき、マンデラエフェクトが起きます。

 

通常の状態では、現在の意識は特定の過去とつながっていて、それが印象的なほど変わることはありません。例えば束になった風船が、それぞれ別の風船からつながっていると思ってください。

今あなたは左の世界にいて、過去1を実際にあったと認識し、世界の歴史もそうなっています。あなたは毎秒違う風船に移っているのですが、その移動は過去1からつながった風船に限られています。しかしここで人類の集合無意識に変化が起きて、あなたの世界に多少強い風が吹きました。その結果あなたは右の風船の束に移動してしまったのです。あなたの記憶はその状態でも過去1を認識していますが、歴史は過去2に変わってしまっています。これがマンデラエフェクトと呼ばれる現象だと私は思っていますが、皆さんはどうでしょう?

 

世界は各個人が創造している無数の世界同士、さらに人以外の存在たちが創造した世界とが干渉してできているのです。