ブログネタ:東京マラソン出てみたい?
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東京マラソンに出場した私の母がロールスロイスにはねとばされた。
ロールスロイスの前だけは絶対走るな。
箱根駅伝への出場経験を持ちながら
ロールスロイスにはねとばされた経験も持つ父の忠告を無視した結果がこれである。
何より私にロールスの運転を任せるべきではなかったはずだ。
25歳、春。私の反抗期は花と共に今真っ盛りなのだから。
血まみれで路上に横たわってはダイイングメッセージを書き残す母。
16の時にストリップ小屋に売り飛ばされてから娘の運転するロールスロイスに
はね飛ばされるまでの人生を綴った感動自伝。42.195キロのコース上に書き連ねていく。
母はがんばった。最後までゴールを目指す事をやめようとはしなかった。
もういいじゃないか母さん。母さんはもうがんばったよ。
もうリアイアしようよ。リタイアしてまた来年挑戦すればいいじゃないか。
そんな説得と共に私という名の娘が再度はねとばしにやってきた時ですら母はがんばった。
何故?
全てはいい年して無職の私のためなのだ。
東京マラソンを通して母は私に大切な何かを教えてくれようとしていた。
スピードにのったロールスの絶好調のアタックにより、もはや母とは呼べない程に原型を失ってしまった母。
ストリッパー時代のエピソードを恥ずかしげも無く綴る母。
スペースシャトルにしがみついたものの大気圏で服が燃え尽き、
宇宙でもストリップするハメになったという嘘エピソードを綴る母。
そんな母の姿をロールスロイスの運転席から眺めながら確かに私は大切なものを一つ学んだような気がした。
ロールスロイスはすごく乗り心地がいい、一つ学んだような気がした。