ナイゲン | 小劇場クルーズ~この素晴らしき役者たち~

小劇場クルーズ~この素晴らしき役者たち~

最も身近で自由な表現方法である筈の演劇なのに、ごく一部の人々がその恩恵に浴しているだけの現状はとても寂しい。
人知れず才能と輝きを秘めた役者や深い感動をもたらす舞台が、星の瞬きのように次々と光っては消えを繰り返し永遠に忘れられるでは、本当に勿体ない。

feblaboプロデュース『ナイゲン-(2018年版)』〔於:新宿・新宿シアター・ミラクル、 ~ 2018/08/20 (月)〕を観てきました。

 

STORY:

“自主自律”を旨とし、かつては生徒による自治を誇っていたが、今やそんな伝統も失われつつある普通の県立高校、国府台高校。
ある夏の日、唯一残った伝統にして、やたら長いだけの文化祭の為の会議 “ナイゲン” は、惰性のままにその日程を終わろうとしていた。
しかし、終了間際に一つの報せが飛び込む。
「今年は、1クラスだけ、文化祭での発表が出来なくなります」
それを機に会議は性格を変え始める。
――どこのクラスを落とすのか。
かくして、会議に不慣れな高校生達の泥仕合がはじまった…!

                                                  ~説明文より~

 

毎年いろんな所で上演されている人気戯曲でfeblaboプロデュースでは3年連続の観劇になります。

全員高校生の設定だけど、実際に若い人たちだったのかな!?

とても初々しい俳優さんを沢山揃えた座組み。ここ2年ほどで全く異なるキャストで4回観てますが、何度観ても楽しめます。

面白いもの(戯曲)は永遠に色褪せないし、お初の俳優さんばかりの座組みの方が新鮮で入り込みやすいかも。

演劇を観ていていつも思うのは、これ程面白いのだから日本国民の半分は観るべき(!!)、ということ。

本当に勿体ない。

お薦め。

 

 

 

左から:安藤悠馬(冗談だからね。)さん、川口知夏さん、上岡実来(しあわせ学級崩壊)さん

 

*男1、女2で、勘のいい人はピンときますが、ネタバレになるのでお三方の役柄は伏せておきます。