DTM講座 その3 | Do or Do not, There is no try.

Do or Do not, There is no try.

ギターや音楽(含むDTM)絡みが多いかな

 

 

 

 

「シャッフル」(のリズム)をざっくりと簡単な表現をするなら、

 

タタ

(音読推奨)

 

て感じですね(タッタ、で1拍)。

 

スキップのあの感じ、アレがまさに「シャッフル」

専門(というか音楽)用語で「ハネた」とか「ハネてる」って言う、あれです。

 

シャッフルだと、

 

この曲が判りやすいかな。

(ライブだとフレディが最初テレかき鳴らして、ブライアンが曲中でアコテレ赤特と持ち替えるんだよね)

ま、どちらかと言えばこの曲はシャッフルというより4ビートスイングかな、という気もするけどw

 

で、これ日本語(というかひらがな・カタカナ)で表現すると上手いことなるなぁと思ったんだけど、この発音しない「」を通常の「」にして音読すると、

 

タツタタツタ

 

となって、これは3連符なんですね。

シャッフルは説明でよく三連の中抜きという言われ方をしますが、これはこのようにカタカナで書いてしかもそれを見ながら音読すると判りやすいですね(ちょうど一文字が1音符だし)。

 

三連の曲だと、

 

パッと思いつくとこだとコレかなぁ。

(歌詞のことは判らんけど、メロディ、コード進行、アレンジ全てにおいてこの曲は完璧だと思う。ポップミュージックの完成形、と言ってもいいと思う)

これもアクセント的にはハネてるけど、でも、全体的には三連のリズムと言って差し支えないでしょう。

 

ただ。

 

「三連の中抜き」と言われるように共通する部分はあっても、シャッフルってのは元々通常の8ビート(というより4ビートか)から変化していったもので三連とは出自が違うんですね。

結果(というか到達点)として同じような形になった、てことです。

 

まぁでも、だからハネた曲で三連のフレーズとかドラムのオカズとかが違和感なく使えるんだけどね。

 

んで。

 

前回、このようにハイハットを並べました。

コレを延々と繰り返すのは効率が悪いので、コピペですw

画像のように全部選択してコピー。

 

で、貼り付ける場所(線)を指定して貼り付け

 

こうなります。

更に、前の画像と比べてみると、丸の大きさが交互に違いますね。

下の細長い棒みたいのも、交互に長さが違いますね。

下の部分は各ノートの音量(と長さ)を表示していて、コレをいじって音量を変えます。

 

で、このように「タッタ」後ろの「タ」を若干小さくするのがまぁ、定番なシャッフルのアクセントといいますかね。

 

あ、左上の緑のノートはクリック音です。

別に全部打ち込みで賄うなら必要ないけど、他に歌や楽器を合わせるとなると始まりのカウントがないと困るので。

今回はまぁ、別に必要はないんですけどね、一応。

 

更にスネアとバスドラを配置。

普通に1,3拍にバスドラと2,4拍にスネアですが、まだどういうリズムパターンにするか決めかねててね、とりあえず置いてみただけです。

 

バスドラの丸が赤いけど、これはバスドラだけ選択してるからだね。

左側のパート名のとこ(ピアノロール画面だと鍵盤)クリックするとそこのノート全部が選択出来ます。

 

何で選択してるかというと、上の画像見ると判るけど全部のパーツが一糸乱れぬ配置でしょ。

これは如何にも機械っぽいというか、人が演奏してたらあり得ないわけです。

それを多少人間っぽくするため、前回の記事に書いた「FREE」を使ってガイドラインから敢えてノートをちょっとズラします。

 

下の線見るとちょっとズレて太くなってる部分があるのが判ると思う。

これはバスドラだけ全体的にずらしてるので機械っぽさはあんま変わらないけど、全部のノートを個別にちょとずらすと打ち込みっぽさはグッと減ります

 

あと、よく見ると判るけど音量も微妙にバラバラです。

一定と言ったってやはり人がやることだからバラツキはあるわけで、それを反映させないとやはり打ち込み然となるよね。

 

とは言え1曲まるごとそれやってたらキリがないので、ま、2小節とか4小節くらいそれやってコピペが妥当なとこでしょう。

 

今回は2小節で。

 

あとはこれを基本パターンとしてコピペしてちょくちょく弄る感じですね。

 

で、その基本パターンの、最初のジャストと各パーツをちょっとズラしたモノの違い。

何となく判りますかね?

ほんとに微妙に全部を適当にズラして、尚且つシャッフル感を強調するためにハイハットの「タッタ」後ろの「タ」を結構後ろにズラしました。

 

いつもだと、俺の場合ドラムはまず8小節作ります。

 

こんな感じです。

ちょっとずつ遅れてって3小節目のアタマでピーク(ノートの位置がかなりずれてるでしょ)、

その後ちょっとずつ戻って4小節の終わり(5小節目のアタマ))でジャスト。

 

その後はその逆、ちょっとずつ走ってって、また戻る

 

最初の4小節で「モタる→戻る」、次の4小節で「ハシる→戻る」を作ってそれをコピペ。

要は擬似的な「グルーブ」ですね。

 

判りやすくメトロノーム入でどうぞ(ベースも入ってますが別に関係ないです)。

どうですかね。

微妙にズレがあるのが判りますかね?

 

もう一つデモを。

 

こっちは16ビートで、こっちの方が判るかな。

真ん中、15小節のアタマは相当遅れてますね。

 

後半も、19小節目のアタマでかなりノートが前にありますね。

 

こっちの方が若干テンポが遅い分判りやすいかな。

 

これをやると、打ち込みの音楽はグッと表情が豊かになります。

ま、他の楽器も結局コレに合わせて打ち込まないといけないので幾分手間ですが。

 

今回は、これはやってません。

完パケ作るなら当然やるけどね、今回は1番だけだしDTM講座用、的なとこもあるしね。

 

 

続く。