颐和园:仁寿殿 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○2024年3月2日に 、北京の颐和园を訪問した。颐和园北門から入場し、万寿山へ登り、昆明湖の方へ下り、長廊や佛香阁、排云殿などを見て回り、楽寿堂へ辿り着いた。頤和園には「頤和園八大景点」があって、それは次の物だと言う。

  ①佛香阁  ②仁寿殿  ③乐寿堂  ④排云殿

  ⑤听骊馆  ⑥清宴舫  ⑦十七孔桥  ⑧谐趣园

○前回、『颐和园:乐寿堂』を案内したので、今回は『颐和园:仁寿殿』になる。中国の検索エンジン、百度百科が案内する仁寿殿は、次の通り。

      仁寿殿

      北京市颐和园听政区的主要建筑

仁寿殿(The Hall of Benevolence and Longevity),位于北京市海淀区新建宫门路19号颐和园东宫门内,始建于清乾隆十五年(1750年)名勤政殿,清咸丰十年(1860年)被英法联军烧毁,清光绪十二年(1886年)重建,改名仁寿殿,是慈禧太后光绪皇帝住颐和园期间临朝理政,接受恭贺和接见外国使节的地方,是颐和园听政区的主要建筑。

仁寿殿坐西向东,建于汉白玉高石基上,面阔七间,进深五间,周围有廊,两侧有南北配殿。仁寿殿为卷棚歇山顶,上覆灰瓦,脊上有吻兽。檐下匾额用满汉两种文字书写“仁寿殿”三字,内檐匾额为“海涵春育”“大圆宝镜”。

1961年3月4日,包含仁寿殿在内的颐和园被中华人民共和国国务院公布为第一批全国重点文物保护单位。

  仁寿殿(北京市颐和园听政区的主要建筑)_百度百科 (baidu.com)

○また、仁寿殿の名については、次の説明がある。

      仁寿殿内的“寿协仁符”什么意思?

   前面咱们说了,“仁寿”二字出自《论语.雍也篇》.“智者乐yào,仁者寿”。 

  意思是实行仁政者能长寿。仁寿殿内的金字大匾“寿协仁符”,也是这个意思。

○こういうところが清王朝の何とも凄まじいところである。そういうものを、当古代文化研究所では、承徳の『承徳避暑山荘』で、嫌と言うほど見て来ている。清王朝が、中国文化をこれ程享受していることに、驚く。

○また、当古代文化研究所では、これまで、二回、台北の故宮博物院を見学している。その文物の豪華さ、質の高さに驚かされる。そういうものを見て、驚くだけでは駄目なのである。本当は、こういうふうに、清王朝の文化的精神性の高さを評価する必要がある。

○今回、「北京漫歩」旅で、承徳の『承徳避暑山荘』と北京の頤和園を訪れ、そのことを痛感した次第である。まさに、中国文化の粋を全霊全身で享受したのが清王朝だと言うことが判る。なかなか、そういうふうに、清王朝を評価することは容易ではない。