宮浦岳登山道:案内標識(山頂から高塚小屋まで) | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○2024年6月1日から3日に掛けて、屋久島へ出掛け、シャクナゲを見物して来た。屋久島のシャクナゲが咲いているのは、屋久島奥岳である。したがって、屋久島のシャクナゲを見ようと思えば、山登りするしかない。

○今回、淀川登山口から入り、荒川登山口へと抜けた。その道中、案内標識が整備されていて、非常に助かった。登山道の案内標識は、おおよそ、登山の目安になる。何処でも、山では、案内標識に助けられ、励みになるのが、こういう案内標識である。感謝しかない。

○そういう意味でも、主な場所の案内標識を紹介しておきたい。前回、淀川登山口から宮之浦岳山頂までを案内した。したがって、今回は、山頂から高塚小屋までを案内したい。と言うのも、6月2日は、高塚小屋に泊まったからである。

○今回の山行では、12㎏の荷物を背負った。水を入れると13㎏になる。普段、なかなか、こういう荷物を背負って山行することもない。ただ、屋久島は山小屋に二泊する。それでどうしても荷物が増える。

○これまで、8㎏以上は背負わないように心掛けて来た。ところが、今回、テントを持参したので、どうしても10㎏を超えた。結果的に、74歳の老人には13㎏の荷物は、ちょっと無理だった。そういう反省をするしかない。

○宮之浦岳山頂に立ったのは、12時ちょうどだった。花之江河を出たのが6時15分くらいだったから、6時間ほどを要したことになる。花之江河から宮之浦岳山頂までは、3、8㎞とある。標準時間では、160分だから、2時間40分である。

○いくら何でも掛かり過ぎだろう。一つにはシャクナゲを見るのに要した時間がある。今回、山登りに来たのではない。シャクナゲの花を愛でにやって来た。それでどうしても時間を費やしたことになる。

○最大の原因は、やはり、12㎏の荷物だった。これが意外と重かった。それでなかなか先に進まない。すぐに顎が上がって閉口した。しかし、今更、どうしようもない。荷物を背負って、ただひたすら先に進むしか無かった。

○宮之浦岳山頂に、30分ほど居て休み、縄文杉を目指して下って行った。宮之浦岳山頂から高塚小屋までは、5、3㎞である。標準時間では、175分、3時間ほどで着くことになる。

○結果的には、12時30分に宮之浦岳山頂を出発し、高塚小屋に到着したのは、18時54分だった。途中、完全にバテた。宮之浦岳山頂から高塚小屋まで、およそ6時間を要したことになる。散々な山行だった。

○やはり、荷物がいけなかった。せめて、8㎏以内に収めておくべきだった。テントが不要だった。日頃の不摂生も祟った。反省ばかりが出て来る。ただ、山は正直である。当然の帰結とするしかない。

○そういう中で、案内標識には助けられ、励まされた。ある意味、今回ほど、案内標識に期待したこともない。ただ、なかなか案内標識は距離が縮まらなくて閉口した。それでも、何とか高塚小屋まで行くことができた。最低限の距離は稼いだことになる。