宮之浦港から紀元杉バス停まで | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○2024年6月1日、屋久島へシャクナゲを見に出掛けて来た。屋久島のシャクナゲは、基本、標高1500mくらいから上で無いと見ることはできない。したがって、屋久島のシャクナゲを見ようと思えば、山に登るしかない。

○ずっと勝手にそう思っていた。しかし、今回、紀元杉バス停付近で、シャクナゲの花を見付けて、驚いた。ここは標高1200mほどしかない。こんなところでも、シャクナゲはけな気に咲いていた。今までの概念は何だったのか。

○それでも、屋久島のシャクナゲを見ようと思えば、やはり、1500mほどの高所に行かなければ、豪華絢爛なシャクナゲのお花畑は拝めない。山に登らない限り、シャクナゲを堪能することは難しい。

○ブログ『シャクナゲを見に、屋久島へ。』を書いて、順調に行くはずが、ブログ『鹿児島湾』、『八雲立つ出雲』と、少し話が逸れてしまった。話を元に戻して、今回は『宮之浦港から紀元杉バス停まで』と題して、バスの道中を案内したい。

○今回で、屋久島の宮之浦岳登山は五回目となる。屋久島を訪れるのは、全部で八回目である。したがって、屋久島は、もう馴染みの土地でもある。以前、2010年7月に、レンタカーを借りて、屋久島を周回したこともある。

  ・テーマ「屋久島周回105㎞」:36個のブログ

  屋久島周回105㎞|古代文化研究所 (ameblo.jp)

○2024年6月1日、屋久島フェリー2に乗って、宮之浦港に到着したのが、定刻の12時30分だった。宮之浦港からのバスは12時50分に出る。バス停でしばらく待っていたら、バスがやって来た。定刻にバスは発車した。

○一番前の席を確保できたので、道中、いろいろと見ることができた。宮之浦川は相変わらずの清流である。田代別館のある小原町バス停を通過。前回は、ここでバスを乗り換えて白谷雲水峡まで行った。

○その後、屋久島空港に立ち寄り、13時25分、安房の合同庁舎前で、バスを乗り換えた。バスを降りると、目の前に、紀元杉行きのバスが待っていた。すでに数名乗客が居たが、一番前の席が空いていたので、そこに座ることができた。

○紀元杉行きのバスは、13時30分に、合同庁舎前を出発して、紀元杉到着が14時37分となっている。鹿児島港を8時30分に出発して、紀元杉まで、全く無駄がない。何とも優れた旅程が企画されている。だから、この便を利用する人は多い。この日も十数名いた。

○途中、安房港にも立ち寄った。ここも懐かしい場所である。その安房港近くに、萬來軒と言う中華店があって、首折れサバを食べさせてくれると言う。地元の方に紹介されていただいたことがある。一日数食限定と言う、なかなか食べれないらしい。

○同じように、安房にはレンガ屋と言う焼き肉屋があって、鹿肉の焼き肉が食べれると言う。これは、職場旅行で行った際に、ご馳走になった。レンガ屋の写真も撮ったのだが、ボケていて、駄目だった。

○宮之浦川同様、安房川も美しい。安房の町側には如竹先生の寺が存在し、向かいには屋久島山荘ホテルが建っている。山に登らず、こんなところでゆっくりのんびり過ごしたい。そんなところが安房の町である。

○山道に入ると、どんどんバスは高度を上げて行く。あっという間に、安房が眼下に見えて来た。その向こうには種子島が見える。そのうち、愛子岳がきれいに見え出した。さらに進むと、太忠岳が尾根の上に頭を出していた。

○14時37分、定刻に、バスは紀元杉に到着。さあ、これからが難行苦行の始まりである。山屋はそれが楽しみみたいだが、素人の私には、とんと理解できない。ただひたすら、耐え忍ぶしかない。