避暑山庄:水芳岩秀 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○中国、河北省承徳市の避暑山荘を訪れ、宮殿区から湖泊区へ降りて来て、右手の湖畔にあったのが晴碧亭だった。その前にある橋を渡って堤に出ると、そこが『芝径雲堤』で、世界文化遺産の記念碑が設置してあった。

○その記念碑で、堤は左右に分岐していた。もともと『芝径雲堤』は「芝」の字の形をしていることから、命名されたとされる。左側の堤は湖の中心へと続く堤で、右側の堤は湖泊区の出口方面へと続く堤らしかった。

ここで、どちらへ行くか、相当迷った。せっかく、避暑山荘まで来ているのであるから、左へ進んで、十分避暑山荘を堪能したいとも思った。また、ここまでに、宮殿区で相当な時間を要して十分見て来ている。それに、避暑山荘の全部を今日一日で見ることは不可能であることも理解していた。それなら、右へ行って、楽な行程を選ぶこともできる。

○結局、当古代文化研究所が選んだのは、楽な右側の堤道だった。すでに午後1時になろうとしていたから、この避暑山荘を出たら、もう午後2時近くになってしまう。せっかくだから、承徳の町も散歩したい。それで右側の道を選んで行った。

○いろいろ調べてみると、左側の堤道を進むと如意洲へ達するらしい。避暑山荘の湖泊区の中心になるのが、この如意洲で、中国の検索エンジン、百度百科が案内する『如意洲』は、次の通り。

      如意洲

      位于避暑山庄芝径云堤北端的岛

   如意洲位于避暑山庄芝径云堤北端,是一个湖中之岛,因形似如意而得名。

  清康熙五十年(1711)前为宫殿区,面积3.5万平方米,是山庄最大洲岛和

  主要景点之一。康熙、乾隆七十二景中有十二景在此。

  如意洲_百度百科 (baidu.com)

○その如意洲に存在するのが『避暑山庄:水芳岩秀』になる。

      水芳岩秀

      承德避暑山庄如意洲后殿

面阔7间,前出厦5间,后出厦3间 。殿内正中挂康熙皇帝题写的“奉三无私”匾。其联是“自有山川开北极,天然风景胜西湖”。这里曾是康熙皇帝早期居住和读书的地方。该殿位处如意洲最深处,“镜波绕岸,瑶石依栏”。康熙皇帝称赞 这里:“水清则芳,山静则秀。”乾隆皇帝的母亲也曾在此居住,为祈愿其母长寿,故又题匾为“乐寿堂”。殿内陈设至今保留原貌,皇太后用过的金漆雕龙宝座及屏风,福寿大方斗,龙头寿字宫灯,都在原处,保持原样。

  水芳岩秀_百度百科 (baidu.com)

○当古代文化研究所は、『芝径雲堤』から右側の堤道を行ったので、残念ながら、『避暑山庄:水芳岩秀』には、訪れていない。ただ、後日、避暑山荘を再度訪れる時のために記録としてここに残しておきたい。