北京朝阳到长春西G961次高铁 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○2024年3月1日、「北京朝阳到长春西G961次高铁』に乗って、北京朝阳站から承徳南站まで行った。北京朝阳站を8時50分に出発して、10時2分には承徳南站に到着する。つまり、250㎞を、わずか72分で走り抜けると言う、優れものである。

○日本では、新幹線を日本のものと思って、信じて疑わない。しかし、新幹線が最も発達しているのは、中国である。広い中国中を新幹線が走っている。何しろ、香港から北京まで、一日で行くことが出来る。その総距離数は2439㎞だと言うから、驚く。

○また、当古代文化研究所では、兰州西站から乌鲁木齐站まで行ったことがあるが、すでに中国では、シルクロード全体に新幹線網が張り巡らされている。兰州西站から乌鲁木齐站までは1736㎞である。

○中国は、何とも広い。したがって、新幹線が非常に便利である。日本よりも中国こそ新幹線が必需品なのである。それに、中国新幹線は料金が極めて安い。北京朝阳站から承徳南站までは250㎞もあるのに、一等座でも、169元(3380円)だった。

○ただ、速くて便利なのは良いけれども、旅の実感と言うものは、完全に無くなってしまう。250㎞を、72分で走り抜けるのだから、途中、何も見えない。遠くの風景がやっと望める程度である。

○「北京朝阳到长春西G961次高铁』そのものは、北京から長春までを走る。全行程は992公里もあって、そこを4時間35分で走るのがG961次電車だと言うことになる。つまり、北京朝阳站から承徳南站までは、全行程の四分の一くらいでしかない。

○2024年3月1日、G961次電車は定刻に北京朝阳站を出発し、承徳南站に定刻の10時2分に到着した。中国の新幹線駅の多くは、何も無い田舎に存在することが多々ある。田圃の最中に立派な駅舎が建っている。承徳南站もまた、そういう駅だった。