○南洲寺は、鹿児島市南林寺町に存在する。鹿児島中央駅からナポリ通りを真っ直ぐ、海の方へ下って行くと、松原小学校が見えてくる。それを右折すれば、100mで、南洲寺である。
○この界隈は、江戸時代、松林の只中にあって、巨刹、松原山南林寺が存在した。南林寺については、以下のブログに書いている。
・テーマ「伊知地季安「漢学起源」を読む」:ブログ『松原山南林寺』
https://ameblo.jp/sisiza1949/entry-12594392116.html
○現在、松原山南林寺が存在した一角に建っているのが、南洲寺である。ウイキペディアフリー百科事典には、南洲寺について、次のように案内している。
南洲寺
南洲寺(なんしゅうじ)は、鹿児島県鹿児島市南林寺町にある臨済宗相国寺派の寺。1876年(明治9年)10月、相国寺の管長・荻野独園により大本山相国寺仮出張布教所として設立。明治11年11月、旧南林寺の一角に移転後、相国寺鹿児島別院として建立。1907年(明治40年)、すでに亡くなっている南洲翁(西郷隆盛)を勧請開基とし南洲寺と改名。
○南洲寺は、臨済宗のお寺であるらしい。もともとここに存在した松原山南林寺は曹洞宗である。上記説明にもあるように、西郷隆盛所縁の寺でもあるらしい。南洲寺には、月照上人のお墓があることで、知られる。