錦小路通:錦市場商店街 | 古代文化研究所:第2室

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ブログ「古代文化研究所」で、書き切れなかったものを書き継いでいます。

◯『京都錦小路通』は、また別名、『京都錦市場商店街』とも言う。インターネットで検索すると、『京都錦市場商店街』のホームページが存在する。

      京都錦市場商店街

      錦の人も知らない錦がある。

  390メートルの長い市場を歩くことは、400年の長い歴史の道を歩くことでもあります。
  錦市場は歴史とアーケードのその長さだけでなく、じつに奥が深い商店街です。
  ヨソでは目にできない珍しい食材、京都が育ててきた   独特の食文化、専門家だから教えてくれる知識。いろんな錦を楽しんでください。

      知る錦、

      体験する錦

  知ってから、行くか。来てから、知るか。
  長い歴史を持つ錦市場には、知っていただきたい、たくさんのエピソードがあります。   その中から、代表的なお話をご紹介します。

      いまに伝わる400年の歴史

  正式な記録によるものではありませんが、
  市場としての起こりは古く平安時代のころ、すでにこのあたりに市が

  立っていたと推測されています。
  時は経ち1615年、江戸幕府が京都に公認した
  上の店(かみのたな)、錦の店、六条の店の三店魚問屋

  (さんたなうおとんや)の一つが錦市場でした。
  それが、本格的な魚市場としての錦市場の始まりです。

      錦市場は京の食文化と共にある。

  「京の台所」と称されることの多い錦市場。京野菜、琵琶湖の川魚、鱧、ぐじ、

  笹カレイ、湯  葉、生麩など…。京料理の料亭や割烹だけでなく、おばんざい

  と言われる京都の家庭料理にも使われる新鮮な野菜、魚など旬の食材が一堂に

  集まってきます。京都独特の食文化にふれるのは他の場所では味わえない魅力です。

  お店の人から専門的な知識や食べ方などを聞くのも、楽しみの一つです。年末や

  お正月になると、前に進めないほどの人で賑うのも京の風物詩になっています。

      だれが呼んだか、“くそ小路”。

  御所に出入りする際に具足(鎧と兜)を外す場所であったことに由来し、

  平安時代に「具足小路(ぐそくこうじ)」と呼ばれていた錦小路。

  それが訛ったのか、「糞小路」と呼ばれた時代もあったとか。後年、

  錦小路と改名されています。

 

◯ウィキペディアフリー百科事典が案内する『錦小路通』は、次の通り。

      錦小路通

錦小路通(にしきこうじどおり)は京都市の東西の通りの一つ。平安京の錦小路にあたる。蛸薬師通四条通の間を走る。東は新京極通錦天満宮正面から西は壬生川通まで。

宇治拾遺物語の記述によると、平安時代は具足小路と呼ばれ、その後なまって、糞小路となり、勅命で四条通をはさんで南隣の綾小路にちなんで錦小路に改められたという。

高倉通寺町通間の錦市場京の台所とよばれ、青果店、鮮魚店、乾物店、惣菜店などが並ぶアーケード、石畳の狭い通り。

新京極通から烏丸通までが路上喫煙等禁止区域である。

 

◯ある意味、京都の観光地の一つが『京都錦小路通』であり、『京都錦市場商店街』だと言うことになる。したがって、外国人も多く見掛ける。若い人々の姿も多い。京都でも、人気の観光地であることは間違いない。

◯今年、2022年2月2日にも、建仁寺参詣の帰りに、錦市場に立ち寄っている。その時のブログは、次の通り。

  ・テーマ「京都ぶらり旅」:ブログ『錦市場』