故宮博物院 | 古代文化研究所:第2室

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ブログ「古代文化研究所」で、書き切れなかったものを書き継いでいます。

○2019年7月28日、台北の故宮博物院へ見学に出掛けた。2011年10月から、毎年3、4回の中国本土訪問を繰り返している。それがコロナ禍のせいで、2019年11月の西安訪問で止まったままになっている。早く収まってくれることを願うばかりである。

○何度も中国本土を訪れているうちに、実物は台湾の故宮博物院にありますと言う案内を数知れず見ている。それ程、中国の文物は故宮博物院に所蔵されているものが多い。それで、機会あったら、台北の故宮博物院へ見学に出掛けたいと願っていた。

○たまたま、縁あって、2019年7月に、台北の故宮博物院へ行くことが出来た。4泊5日の日程のうち、第2日だけ台湾旅行をして、第3日は嘉義市の故宮博物院南部院区を見学し、第4日に台北の故宮博物院へ行った。

○その故宮博物院には、ホームページが存在し、故宮について、次のように案内している。

      故宮について

      歴史・沿革

故宮文物は縁が故に台湾に運ばれ、台湾の多元文化の源流の極めて重要な一部分となりました。歴史を遡ると、数千年にわたる中国文化の希少さを受け継ぐ事を意味しており、開物成務の重大な使命を担っています。国立故宮博物院が所蔵する文物は、元来は中央博物院準備処に置かれていたもので、その多くが古物陳列所の旧蔵で、熱河・瀋陽行宮所が所有していました。今日、国立故宮博物院の所蔵品の主体は、北平・熱河・瀋陽三ヵ所の清朝宮廷の文物を集めたものです。

https://www.npm.gov.tw/ja/Article.aspx?sNo=03001502

○日本のウイキペディアフリー百科事典が案内する国立故宮博物院は、次の通り。

      国立故宮博物院

   国立故宮博物院(こくりつこきゅうはくぶついん)は、中華民国の台北市にある博物館である。この

  博物館は、中華民国の国立博物館のうちの1つであり最大のものである。2011年5月現在の収蔵品

  は約68万点である(清朝が残した文物は全体の90%以上である)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E6%95%85%E5%AE%AE%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%99%A2
○国立故宮博物院の現在の収蔵品は約68万点もあると言う。一日千点見ても、680日、約2年を要するわけである。何とも呆れた収蔵品数である。それが全て国宝級と言うのだから、驚く。

 

○2019年7月28日は、朝早く起きて、巴士304重慶的線で、国立故宮博物院へと向かった。8時40分ころには、国立故宮博物院に着いていた。すでに見学者が4、5人いた。その列に並んだ。

○見ていると、日本のるるぶトラベルのガイドブックを読んでいる中年男子が居た。話し掛けると、案の定、日本人だった。るるぶのガイドブックは相当詳しくて勉強になるとおっしゃる。人気の翠玉白菜と肉形石は四三階にあるから、最初に見た方が良いと教えていただいた。朝が一番空いているからと言う。

○みなさん、よく勉強していらっしゃるのにびっくりした。何の勉強もせず、一人で来ているのに、逆にびっくりされた。バスに乗って一人で来たと言ったら、呆れていた。待っている間、いろいろと教えていただいた。関西弁で、あなたは九州ですねとすぐに言い当てられてしまった。私は立派な標準語だと思っているが完全な九州訛りだと言われた。

○そうこうしているうちに9時になって、いよいよ開館である。見学者数は4、50人くらいに増えていた。私は前から4、5番目であった。切符は前日の嘉義市の故宮博物院南部院区のものがそのまま使える。それもKKdayで、安くで手に入れたものである。KKdayには何から何まで、助けていただき重宝した。