ブラック教師の出番と出方 (♯発達障碍)
『学校給食法』は、下記のように書かれています。
一 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。
二 日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。
三 学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。
四 食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
五 食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと。
六 我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。
七 食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。
担任が、無理矢理子どもの口の中に食べ物を入れるようなブラックなやり方は、いったいどこから来たのでしょうか。担任Sは、自分の出番はここでこそというような出方をしているように見えます。
●「あんた、まだ食べてたん!? ホンマにバカやな! ちっとは迷惑考ええや!!」…………『学校給食法』五 「食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解」がないと言っているのでしょうか。(迷惑考ええや!!)
●「食べ残しは許さへんで!」…………『学校給食法』一「 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図る」ができていないと言っているのでしょうか。(食べ残しは許さない)
●「全部食べ終わるまで席立つなよ! トイレも行くな!! 全員やで!!」…………『学校給食法』三「明るい社交性及び協同の精神」を壊していると言っているのでしょうか。(終わるまで席立つな)
担任Sが、どこまで『学校給食法』を読み、理解していたかは不明です。読んでいたとしても、それは学校全体で醸成していくことで子どもにできていないことを強いることでないはずです。「挨拶・礼儀」などを強制するブラック指導が、結局は本末転倒であるのと一緒です。
食べること、学校給食ということにおいて、個と多様性への認識も理解もないがゆえに、『学校給食法』三「学校生活を豊かにし」が、逆に『学校生活を貧しくし』に転化させていることを考えなければならないと思います。1980年代を舞台とした本著の出来事から40年余を経て、食べること、学校給食の現在はどうなっているでしょうか。 (鮮)
