ここにあるもので
氷結をまぬがれるものはなにもなく



水気を含むものはすべからく
小さな音をたててひそかに凍り始める



時の流れが
ものから動きを奪っていく



すべてのものに平等に
やがて訪れる静止の瞬間



氷を司る神々の御業に



我々の先祖たちは代々
怖れと敬意の念をこめて暮らしてきた



この最果ての
無駄な色のない厳しくも美しい土地で


こだわらないなら作らない方がまし



この店をはじめたうちのじいさんが
よく言っていた



こだわりは不思議に絶対伝わると



ものづくりの奥深さを



小さなころからたくさん教えてもらった



チーズの仕込みが終わったら



あとはじっくりと発酵させてゆく



ここまで済んだら家族総出で
店の明日の準備



息子よ いろいろよく見ておくといい



じいさんから父さん、そして私へと



脈々と受け継がれてきた



こだわりという名のバトンを



しっかり受け継いで欲しい





ピンクや紫のルピナスの花が丘一面に咲きみだれる夏の村…



夏の風物詩ともいえる



農作物の品評会を兼ねた野菜や卵の一大マーケット



畑を持つ村人たちがそれぞれに



自慢の野菜を持ち込み



今年の出来を確かめ合う



みんな小さなころから
両親に連れられて来るこのマーケット



これに来ないと
夏がきた気がしないという村人は多い



陽気な音楽がながれ



暗くなるまでにぎわうマーケット



さあ、お待たせしました
今年もきらめく夏のはじまりです


雲がぐんぐん海から山へ流れていく
のどかな昼下がり…



森の奥の小さな池の水面は
きらきらと輝いている



木々の葉のささやき声を聞きながら



ひとりで本を読む



たまに葉っぱが落ちてきて



本にはさまるのをはらいながら



めくるめく美しい妖精の物語のなか旅をする



いつしか浅い眠りに誘われて…



物語のなかの主人公になったわたし



頭には森の精の冠



木々の話す言葉がわかり
花たちと歌を歌える



この森の秘密を木の長老から
教えてもらえるという瞬間…



鳥が飛び立つ羽音で目を覚ますと



少し日が落ちた森の中
頭には当然冠はなく



でも、可憐なピンク色の花が一輪
夢の名残のように頭にのっていて



不思議なことに
まだ木々の話す言葉が少しわかった



これがわたしの小さな不思議な体験
誰にも話さないわたしだけの秘密


過去にも何度かも設けてきました、私が勝手に自分のシルバニア観を好きなだけ語るというコーナーです( ´ ▽ ` )ノ
よろしければお立ち寄りくださいませ…♪





🍀コレクションの真髄


あれも欲しい、これも欲しい…いつもYahooオークションを覗いては思っています(笑)

でも、常に予算は限られている。その中で何をチョイスするか、どれだけお宝を見つけ出すか…そうやって、ウンウンいいながら考えています。
今あるアイテムとの整合性、自分の目指すシルバニアの世界観にマッチするか、どれだけレアか(=今回を逃して再び巡り合える可能性の大小)…。考えるべきポイントはいくつもあるし、考え出すとエンドレス。そのときは頭の中はまさにシルバニア一色…。
この瞬間にこそ、コレクションの歓びの真髄があるといつもふと思います。もし私が湯水のように無限にお金を注ぎ込める超お嬢様で、望めばポン!とこの世にあるすべてのシルバニアアイテムを得られる立場だったら…。なんの面白みも、喜びもなく一瞬でシルバニアを卒業してしまうことは間違いないでしょう。
少しずつ、丁寧に吟味しながら買う。縁があって手元にやっとお迎えできたものを大切に愛でてしっかり味わう。これまで集めてきたものと新しくお迎えしたものが調和して、新しいメロディを奏でるのを見ることができる。そんなしみじみとした幸せなコレクター生活があるのは、間違いなくわたしのお財布に『限界』があるから☆笑( ´ ▽ ` )ノなのです。
これからも、ちびちびと幸せコレクター生活を続けていこうと思います(^ω^)♪



🍀可愛さはアイテム数に比例する?!


アイテム数が増えるとそれに比例して自ずから世界観が深く可愛くなる、というのが私の持論です。
海外版のシルバニアにもよく『○○ピース』と小物の数が書いてありますが、まさにこのピース数が上がれば上がるほど、リアリティが増して設定が急に生きたものになるように感じます。
大きな家具が主体で小物はあくまで脇役、と思いがちですが、意外と重要な役割を担っているのは小物なのでは?!と最近思ったりします。そんなわけで、わたしはちょっとずつ、ちょっとずつ、楽しみながら空間に小物を足していくようにしてシルバニア遊びを楽しんでいます。
壁に額縁をひとつつける、窓際に花瓶をひとつ飾る…ほんの小さなプラスでも、意外とグンと空間が締まることがあります。
そんなわけで、個人的には雑貨屋のように無限大に小物を足していけるお店がお気に入りなのです。
小物の効能とでもいいましょうか、侮れません…!



🍀可能な限り、原点回帰へ!


シルバニアを好きになって早20年ほど…。関わりが深くなればなるほど、シルバニアの素朴で静かな世界観に魅力を感じるようになってきました。
とくに何かがあるわけではない、『ある一日』(ハレとケでいうとケですね)。そのなかにいきいきた息づく、季節ごとの光の移り変わりや空気のにおい。確かに移ろいでいく木々の色や空の様子。そんな形のないものこそ、切り取ってみたいといつも思います。そんなシーンでこそ、シルバニアのお人形の優しくて素朴な顔立ちが急にいきいきとしてくるように感じるのは気のせいでしょうか。うるうるとまあるいおめめで、見つめるのはどんな優しくて静かな情景なのでしょう。
牧歌的で美しい山奥の村、シルバニア村。原点回帰で、わたしは可能な限りそこに戻りたい。
最近のシーサイド村も爽やかで素敵ですが、保守的なわたしはやはりもっともシルバニア村らしい景色が好き。
電化製品も、派手な施設もなくていい。丁寧に営まれる村人たちの暮らしこそが美しいからです。
シルバニアも誕生して約30年りいまこそ原点回帰!?…そんな気分です( ´ ▽ ` )ノ



🍀欲しいものについて(=エポックさん、お願いします)


ずばり、大聖堂と駅舎です。(なんの前置きもなくてすみません。)
ステンドグラスがあって、石造り。大きくて荘厳。そんな雰囲気満点な建造物を、ぜひぜひ!
これはこれまでも何度も書いてきたことですが、お子様路線と大人路線を分けて新製品をリリースしてくれたら、どんなにか嬉しいでしょう…(^ω^)お子ちゃまの夢と大人のロマン、両方を叶えてくれるよう頼みますよ、エポックさん♪気長に期待しています。



🍀シルバニアの偉大さについて

オモチャってどんどん流行り廃りに流されて変化していきますよね。今時の子供がなににハマるのか、私には全然分からないです。
そんななかで、シルバニアの長寿っぷりがすごいと思います。
洋服でも、ラルフローレンやバーバリーのように時代の変化に翻弄されない定番の良品がありますが、シルバニアはまさにオモチャ界のバーバリー。正しいかわいさとでもいいますか、とにかくぶれない。どれだけ二次元的なゲーム系のオモチャが流行ろうが、無関係といわんばかりに我が道を突き進むシルバニアに頼もしさと強さを感じてしまいます。
かわいいものはかわいい。美しいものは美しい。しっかり作られたものはしっかりしている。当たり前の良さを提供してくれる、シルバニア。貴重な存在だと改めて思いますし、今後もずっとずっと続いていってほしいと願うばかりです。




ながながとおつきあいくださいまして、ありがとうございました(((o(*゚▽゚*)o)))