あのさー。しぃがお前等のよぉ解らんメールとかコメントの数々をコピーして見せてくれたんだけれども。

お前等は何様ですか?そんな人を見下して罵倒するほどの人間なんですか?ねぇ?

うざいよ、お前等。


まぁ?反応するとまぁたグチグチグチ言うんだろ?

あーうざ。





何度目だろうね?転移。


面と向かってはなんも言えない癖に弱ぇなぁ?文句あるなら電話して来いよ。

負ける気がしねぇんだけどなぁ?(笑)


検索して、それこそ夜中とかにここに訪れて、自己満だけの下らねぇ独り善がりの戯言をダラダラ。

楽しいかい?坊や。




いいよ。次の転移先でも来りゃあいいさ?

歓迎してやるからさ。



来て見な?


可愛がってやるよ。



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さてー。一般の読者様方。5度目の転移です。

面倒だねェ?名前とかも変えてしまうので、まぁ見つけれたら来て下さい?


解らない場合はメールでも下さればお答えしまスので。




んでは。新しいブログでお会いしましょう?



12月26日午前10時。



いつものマサトの部屋でオレはベットに座って居る。

マサトの煙草を吸っていた。
きついなぁーとか思いながら、はっと顔を上げた。

すぐに立ち上がって、煙草を灰皿に押し付けて部屋を出た。
とんとんとんと軽快に階段を下りて、勝手口の前に立つ。

その瞬間を待った。



暫くして、がちゃっとドアのノブが動いて勢いよくドアが開く。


黒いコートに白いカッターシャツ。濃いめのジーパンを履いて。
真っ黒な髪の毛と、まつげの長い目がオレの目と合う。


オレはにっこり笑った。





「おかえり、マサト」





マサトはきょとんとする。
今まで一度だってマサトはこの家に帰って来て、誰かに迎えてもらった事はない。


マサトは靴を脱いで、とんっと廊下に上がった。



「ただいま、奥様」




マサトは少し笑ってオレの頭をぽんぽんと撫でる。

オレはいひーと笑う。




久しぶりに、マサトの笑顔を見たよ。




「いや、しかしな。病院は本当に嫌だよなァ、せめてもの救いが担当の看護婦がきれいだった事くらいだよ」



そうぼやきながら、マサトは階段を上がる。
右足を少しかばいながら、ゆっくりと。


オレはその後ろを付いて上がる。




部屋のドアを開けて、先にマサトが入る。オレもとてとてと続いて入ってドアを閉める。




マサトは溜め息をつきながら、コートを脱いでソファーに座る。
いつものようにその長い足を組んで、煙草に火をつけてふぅっと煙を吐く。


で、オレを横目で見る。





「・・・・お前、髪どーしたの?」


「・・・・見て解らない?」

「見ても理由がわかんねーから聞いてんの」



そうなの。実は髪を金髪から真っ黒にしました。



「オレも、もう25だしね。いつまでもそんなチャラついてちゃダメかなって」


「へーぇ。あれだけパッキンじゃなきゃ嫌っつぅてたお前がねー」



そう言ってまたふぅーっと煙を吐く。


興味無さげに見えるけど、マサトはいつもこんな感じだから。


「突っ立ってないで、座るか何かしろよ。気になるだろ」


マサトはオレを見て眉間にしわを寄せて言う。


「あ、うん」



オレはいそいそとマサトの横に座る。


「・・・・・・・狭くねぇ?」


マサトがオレを見下ろす。
オレはマサトにくっ付いてる。




「あ、あのね。マサ・・・」


マサトの顔を見ようと顔を上げたとき、マサトが少し怖い顔をしていた。
しかもオレの目を見てるんじゃなくて、首の方。


「・・・・・・な、何?」




「お前、オレが居ない3日間、何してた?」


「家に居たよ・・・・?」


「・・・・・・・・・」


「ずっとこの部屋でいい子してたよ?」


「じゃーこれなに?」


マサトがぐっと鎖骨の所を掴む。

オレは痛みで顔をしかめる。



「誰にやられた?」


「こけたの」


「・・・・・・へぇ?」



目を細めてオレを睨む。



「本当の事言え」


「・・・・・・・・・・」


「誰に殴られた?」


「・・・・・・・・・・」


マサトにオレの嘘なんか通じない。


「殴られたのは此処だけか?」


「・・・・・・・・ここだけじゃ、ないよ」


「何で殴られた?」


「・・・・・棒、木の太い棒」


「誰に」


「・・・・・・・・・・」


「誰に」


かなり強い口調で言う。






「・・・・・・・・・・母さん」






マサトは足を組み直して、腕を組んだ。

ふぅっと荒々しく溜め息をつく。


「でもね、その代わり、もうオレは母さんの所へ帰らなくて良いよ?」


「はぁ?」


意味が解らんと言う顔をする。



「どーいう意味?」


「昨日夕方、母さんの家に行ったの」


「一人で?」


「うん」


「何で」


「母さんと話そうと思って、初めは黙って嫌そうにオレの話を聞いてたけどね」


「・・・・・・・・・・」


「金さえ手に入ればお前なんか要らないよって言って、ゴマをする棒があるでしょ?あれでかなり長い間殴られてね」


「・・・・・蹴り飛ばせよ、今のお前ならあんな女なんか再起不能に出来るだろ」


「それじゃ意味がないんだよ!」


「・・・・・・・・・?」


「もう、オレは母さんに何をされたって怖がらないし泣かないって見せ付けなきゃ」


「・・・・・・・・・・・」


「面白くないでしょ?平気な顔してるんだから、オレが」


「体張ったってわけ?」


「そう、そしたら母さんはものっ凄い面倒くさそうにオレを見て、お前なんかあそこの長男にでも殺されちまえだって」


「長男ってオレかよ」


「そー」


「野蛮人扱いだな、あんな女と同じにされたくねぇ」


「ねぇ!」


「あ?」



「オレ偉い?頑張ったよね?あの人に勝ったよね?すごい?」



オレはパタパタ尻尾を振る。

マサトは無視して煙草をくわえてシュボッと火をつける。


で、横目でオレを見る。



「ねぇー、誉めてよー」



マサトは煙を吐いて、煙草を灰皿に押しつけた。


「そーだね、ご褒美要るかもねェ」



そう言って組んでいた足を下ろす。


で、キスされた。





んきゃーっ。何気にものすごいお久しぶりなんだよっ。

うん。でもねーこの続き書くとクレーム来そう。そうでなくとも意味不明な人多いのに。




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「お前、大丈夫ー?」


マサトがソファーに座って煙草を吸いながら言った。

なんでアナタは34歳なのにそんな体力と持久力があるんですか?握力なんて在り得ないし。


オレはと言うとベットでぐたぁ~ってなってる。



今日は今までで一番凄かった気がする・・・・・・・。

オレは自分が何回イッたのかも解らない。


はひゃー・・・・・・・。




「あー、そうだ」


マサトは立ち上がって棚の上に置いてある書類を手にとって暫く目を通してから

受話器を取って、ボタンを押して、書類を置いた。


「?」


オレは起き上がって、ベットの上に座った。



「・・・・・・あ、○○です。予約の方なんですが、取り消して頂きたく思いまして・・・はい。担当の××さん居られますか?」



・・・・・マサトが連絡しているのは、病院施設の・・・・?


取り消し?マサトは施設に行かないの?・・・・・・何で?





20分くらい話は続いて、マサトは失礼しますと言って受話器を置いた。


ソファーに座るのかと思ったら、こちらに歩いて来た。

どさっとオレの横に座って煙草をくわえた。


「・・・・・・施設、行かないの?」


「行って欲しいのかー?」


「そーじゃないよ」


「お前がこの家に居るなら、オレも居るし」


「・・・・・・・オレと一緒に居たい?」


「・・・・・・・・・・・・」


「あ、照れてる?」


「・・・フゥーン?そうかぁ、両腕両足縛って、首絞めながら犯されたいのかぁ、そーかぁー」


「・・・・・・・・・・・・」



マサトはオレの方を見て、にんまり笑う。




「一緒に居なきゃ意味ないし」








マサトはそう言ってにっこり笑った。





・・・・・・弱いし。自分だって傷つけてるのに、自分が傷付くのには敏感なんだ、オレは。




少々のことですぐへこたれる。



マサトは強い。

自分をちゃんと持ってる。大人だ。


弱さもちゃんと持って、それをちゃんと解ってるように見える。








・・・何がいけなかったんだろう。

オレが男だから?



マサトも男だ。







・・・・・・・・・・・・・・・それはやっぱりいけないんだろうか?











何で?そんな事を言うかな。


マサトが居ないからって。




自分の中で留めとこうよ。








「うざい」


「気持ち悪い」


「あんたが喘いでるとか思うとまじきもい」


「虐待されてたらそんなマシに育たねーよ」


「さっさと閉鎖しろよー」


「前のブログ消せよー」


「BLブームだからデスカー?女受け目的?うざー」



・・・・・・・だったら読まなきゃいいのにな。

別に、信じなくていいのに。俺の過去とか。


マサトがキレるよ?




だってマサト言ったよね?




「し→たを傷つける発言はお控えください」







・・・・守ろうよ。そのくらい。


辞めようよ、そーいうの。





だから、名前とかも変えて、何度も転移してるのに。

調べては来て、愚痴をブツブツ、荒らしていく。






どーしたらいいの。






正直、かなり凹む。

目を静かに開けた。





白い光が眩しくて、目を細めた。
















・・・・・・・ピアノの音がする。













この曲は、めぐみさんが残したマサトへの・・・・最後の・・・・・・・・・




















「マサト、帰ってたの?」













手をかざして、光の向こうを見る






























「――――――おかえり」
























光がふぁって舞い上がる


























光の向こうに見えた






































白いグランドピアノの前に座ってこっちを見る髪の長い、女の人






























目が合うと、にっこり笑う







































「めぐみさ・・・・!」








































泣きそうになって一歩前へ踏み出した瞬間














地面が抜けて


オレはぐらっと下へ引っ張られる




























消えていく視界の中














めぐみさんが椅子に座って笑ってる






































見えなくなる瞬間、確かに聞こえた


あの透き通るような、きれいな声






































ねぇ、マサト


めぐみさんに逢ったよ


あの場所はどこかな?





真っ白なピアノの前で


真っ白なワンピースを着て


マサトの愛したあの人は


笑ってたよ






泣いてなかったよ


マサト


泣いてなんかなかったよ





マサトを責めてなんかないよ


マサトのせいじゃないよ


恨んでたらあんな優しい笑顔で



逢ってくれるはずないよ









きれいなひとだね

















お似合いだね








ねぇ


クリスマスだから


めぐみさんが逢いに来てくれたのかも






嬉しくて




泣いてしまう













傷だらけの腕で


必死にマサトの手を握って




走り抜けた



あの3年前の2月17日














逢えてよかった


マサトに逢えてよかった







言えばよかった


マサトを愛してくれてありがとうって




めぐみさんに


大きな声で























がんばらなきゃ




まだ


がんばらなきゃ


















大切な人に


そばに居て欲しいなら




願うだけじゃだめなんだ




叶えるのは








オレだ

















めぐみさん




まだ








そっちには行けそうにないけど








見ててくれるよね?





















笑いかけてくれてありがとう






がんばるね。


















































































「―――たかし、強くなれ?



              負けんな。男の子でしょ?―――――――――ねっ。」









・・・・オレは頭が弱いから、何かを深く考え込むのは苦手なんだ。

でも、考えなきゃいけないのに、・・・・頭がパンクする。

マサトは、またODをした。今度は、ストックしていた分全部。致死量オーバー。

・・・・・オレは酷いね。病院にマサト連れて行くどころか、このままオレも一緒に逝くって、手首をバッサリ切った。
疲れた。本当に。・・・・頑張りたいよ。うん、でも、もう、よく解らない。


ぱっくり開いた傷口から血が溢れて、マサトのベットを汚した。
色んな感情が湧いては消え、湧いては消え。


ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい・・・・・・・・・・・・・・・・


頭の中はその言葉でいっぱいになる。






気付いたら、病院。

手首には包帯が巻かれてて、・・・・・・・また、助けられた。


ふらふらしながら、ベットから降りて、廊下に出たら看護婦さんが、オレを個室に案内してくれた。

何となく、解る。・・・・・マサトが運ばれた部屋だ。



カーテンを右手で少しどけて、ベットに横たわるマサトを見た。

点滴二つが投与されてる。





・・・・・・・・生きてるの?





看護婦さんは胃に管を通して、薬を抜いたって言った。


オレは椅子に座って、マサトの寝顔を見る。

死んだみたいに、静か。




オレ達は、どうしたら、自由になれるかな。


死ねないし、・・・・・でも、もう一緒には生きてけないし。


オレはマサトが居ないと、ダメになる。

マサトは独りになると、死のうとする。



だから、一緒に居たのに。

静かに静かに、暮らしてたのに。




・・・・・・・・・・母さんは、今更になってオレを引き取ると、言い出した。

何処で調べたのか、マサトの家に来て、親父さんに、食って掛かる。

新しい、旦那さんと、・・・その間の子供?オレからしたら義理の弟。



母さんは、もう新しい家庭を持ったのなら、もういいだろ。

放っておいてよ。

どうせマサトの家が裕福だから、金目当てだろ。






もう、そーいう醜い姿でオレの前に現れないでよ。

あんたなんかもう要らないんだよ。


何で、そこまでしてオレの倖せとか、平穏を壊すんだ。








マサトのそばに居させてよ。お願いだから。


マサト独りぼっちなんだよ。

判んないだろ?あんたみたいな、自分の子供にまで自分のエゴを押し付けて痛めつけるヒトには。

そんな、痛みとか、・・・・・解るわけない。




お願い。お願いだから。

マサトのそばに居させて。・・・・・お願い。


邪魔しないで。静かに暮らしたいんだよ。






唯一の居場所は、マサトのあの黒い家具と、黒いカーテンで統一された、暗い部屋。

あの部屋は、本当に掛け替えのない、オレの大切な場所。


マサトの匂いが溢れてね、落ち着くんだ。




ねぇ、何処に行けばいいの?




マサトはオレが引き取られたら、施設に入れられる。

親父さんは面倒なんか見る気ないから。



・・・・・マサトの未来は、決められてる。

マサトの意思も何も関係なく。




完全看護で、体が完全に固まって動かなくなって、その生涯を終えるまで、・・・その施設で暮らすんだ。






マサトは、プライドが高い。

ヒトの世話になるのが大嫌いだ。・・・・でもヒトには世話焼き。




オレは、マサトに何をしてあげられたのかな・・・・?

まだオレは何一つ、満足するようなものを返せてないよ。






マサトとオレは、ずっと寝てないし。

・・・・・寝てる時間が勿体無いような、二人で居られる時間をちゃんと目で見て記憶しておきたい。





解らないよ。・・・・・君にはわからない。

オレがマサトの心の奥までは見えないように、君にも、・・・・・・解らないことはある。


だって他人だから。


友人だよ。大切な親友。・・・・でも他人だ。

マサトもオレもお互いは他人。




他人だから「他の人」だから、違う目線からお互いを見れるし。

自分の持ってない、多くのものを与えることが出来る。



そうやって、分かり合ってく。

たくさんの月日をかけて、ゆっくり。








マサトと出逢って、3年が経つ。








・・・・・・・マサトがそばに居たから、オレはちゃんと生きてこれたのに。

ずっと、そばに居たいのに。それだけなのに。


そんな願いも、叶えてくれないの?神様。








母さんの元に戻るのは嫌だ。

また虐待されたら、どうしよう。25にも成って、臆病で小さいし。







・・・・・・死ねたら、楽なのに。


許してくれない。

だったら、誰か殺してよ。



独りは嫌だ。

独りに戻るのは嫌だよ。






マサトの声とか、匂いとか、無いと・・・・・・ダメだよ。



怖いよ。

とても怖い。








・・・・・・オレは子供みたいに声を上げて、泣いた。

マサトは本当に死んでるみたい。



クリスマスなのに。

最後かもしれない、2人で過ごすクリスマス。


・・・・・奇跡くらい起こればいいのに。

小さくていいから、マサトを助けてあげて。








マサトは何も欲しがらない。

だからお金ばかり貯まる。


貯金なんか物凄いケタで。





使い道がない。


お金はあることはイイコトだけど、・・・・・・あると、オレの母さんみたいな人が寄って来る。


那未さんもユキちゃんもお金目当てじゃないのに。

オレ達が使わないから、その代わりに2人に使う。


・・・・・それでいいのになぁ。












オレはマサトが居てくれたら、それでいいのに。










どんな世界でも、マサトが隣に居てくれたらなぁ・・・・・・。

逃げれたらどんなに楽だろう。


2人で遠く遠くへ。



マサトの足も、いつか動かなくなるよ。





歩けなくなる。










表情も、消えるって。




















時間は、止まらない。

マサトの中のメグミさんが変わらないように。


死んだ人だけが、永遠の時の中、静かに笑ってる。








メグミさんが、マサトを連れて逝ってしまうかも。









マサト、忘れないで。これだけは忘れないで欲しい。


マサトの居場所はオレだ。

弱いし、子供だけど、誰よりも想ってるし大切だ。マサトが一番。




だから。

早く、帰ろう?


あの部屋に帰ろう?






マサトが帰って来た時、ちゃんと笑えるようにするから。






「おかえり」って抱きしめてあげる。


何度でも。







何度でも。



世界は暗い。

誰も見ない、気付かない、オレ達のこと。


マサトは自分さえも見ない。


自分がパーキンソン病だと言うこと、見て見ぬ振り。

難病だから。決定的な治療法も、薬も無いから。


何より、世界で一番愛したメグミさんは、もう死んでしまった。



途方にくれ、世界は色づいて見えない。

マサトが大好きな近所の野良猫たちは、そんなマサトに優しかったという。


「人間様」とい言う「他人」と書いて「モノ」と読む、虫けらども。



「あの目」はマサトの抱える悲しみから作られた

脆い自分を守るための、黒い冷たいガラスの瞳。





メグミさんの命日に、声にならない声を上げて泣き続けるマサトを見た時

この世界の終わりのような冷たい気持ちになった。


なんで?このヒトは、独りなの?



ぽつり、ぽつり、マサトはオレに話してくれた。

自分が昔、15の時、少年院に入った話。



雨の日だった。

濡れる事が嫌いじゃなかったマサトはずぶ濡れになり、家の前に突っ立ってたんだって。

夜までずっと。


台所に灯りがついて、やがて夕飯のにおいがする。

マサトは「オレも食おう」と思い、ずるずるズボンのすそを引きずって家の中へ入った。


妹さん、お母さん、お父さん、笑いながら食卓を囲む。

マサトが台所へ入ってきても何の変化も無い。


あの人たちは、何故だろう。マサトを家族として受け入れなかった。




マサトの席も、お茶碗も、おはしもない。

居場所なんか、マサトにとってこの世界の何処にも無い。


「そこ」に居ないような、扱い。


マサトは振り返った。



ドアの向こう側をカリカリ引掻く猫が見える。

マサトについて来たらしい。


マサトは少し微笑んで、にぼしでもやろうか、と冷蔵庫を開け、棚を探っていると・・・


お父さんがとても嫌そうに「動物臭くて折角の飯がまずくなるなぁ」と言う。

妹さんが「誰かさんのあとを付いてきたんだね、さみしー」とくすくす笑う。

お母さんも笑う。


マサトは、動物だけには優しい。

愛しそうに自分に甘える動物を見る、あの目がオレは好きだ。



「保健所にでも来て貰うか?」お父さんは電話を手に取る。




マサトを、挑発しているように、オレは聞こえる。




マサトは、得に何を言う事も無く、ドアを開けた。

子猫だった。

小さな声で鳴きながらマサトに寄って来る。

両手で抱き上げて、自分の胸のところにさばらせた。


片手で子猫のお尻を支え、

キッチンへ歩き出すマサト。



まな板の上にある、包丁。


静かに手にとって、実の父に向ける。




ぎょっと顔を青くするお父さん。

お母さんが悲鳴をあげる。妹さんは、お父さんの後ろに隠れる。



「・・・・この子は、オレを必要としてくれるよ?・・・少なくとも今は」



マサトは無表情に言う。

子猫はにゃぁーと返事をするように。



「保健所?・・・殺すの?まだ生まれて少ししか経ってないのに?・・・・まだ世界を知らないのに?」



マサトは、包丁の刃を斜めに傾け、お父さんの首元へ持っていく。



「なぁ?・・・・・・・本当に死ねばいいのは、誰だろう?」



マサトは初めてその時、にんまり笑う。

トンッと子猫がマサトの手から飛び降り、床に着地した瞬間。



マサトは素早く包丁を持ち替え、こん身の力でお父さんの右太ももに突き刺し、

蹴り飛ばしたと、言う。






そして、少年院に入った、と。











まるで、他人事のように言う。

暗い部屋。人工的な灯りは嫌いだと言って、電機には電球が入っていない。




メグミさんの「死」に囚われ、身動きがとれず、ただ、泣き続けるばかりだった

オレを居候として自分の家へ連れて行ってくれた、あの頃のマサト。








マサトは言うんだ。



「やっぱり、お前も、メグミも最高だよなぁ」



って満面の笑みで、白い歯を見せて。

マサトを変えたのは、メグミさん。そのマサトをどん底へ突き落としたのもメグミさんが死んだから。



そしてその、暗闇に蝕まれるマサトの道案内をするのが、きっと、オレなんだ。









世界は暗い。

誰も見ない、気付かない、オレ達のこと。










それでも

遠い歌う君の背中に幸あれと、アナタは今日も動かない右手をピアノの鍵盤にすべらせる。

となりに居るオレに、小さく微笑みながら。




ひへきらきらもやもやしているしぃたです。

マサトに散らし寿司を作ってもらい、ぱくぱく食べて一服しています。


――で、そんな食事中の会話をご紹介。


M「しぃたよ」


S「ふぇ?」


M「最近さ、思って止まない事があるんだが」


S「なん?」


M「こう・・・なんつぅか、オレら入れる所を間違ってる気がしねぇ?」


S「挿れる・・・・?(にんじん)」


M「うん、・・・このままじゃあさぁ着る服がなくなるし・・・」


S「・・・・き、着る服?え?・・・・・えぇ?」


(どのプレイ?どれ?・・・・服を着たままの?ええと、マサトは基本脱がないし、オレばっかり脱いでるから

オレの事心配してくれてるのかな?・・・・で、でもモザイク2をマサトの服の上に毎回出してるのはオレだし・・・・)


S「じゃ、じゃあマサトも全部もう脱いでしよう?」


M「・・・・?まぁ、脱ぐけどさ・・・そりゃ脱がねぇと出来ねぇし」


(マサトが脱ぐって!うゎ、今夜から?んきゃーっ、え?もう服の上から抱き付かなくてイイって事だよね?

わぁいわぁい↑にゃんにゃんっっ溜め息溜め息)


S「あ、じゃあ、どこ挿れるの?・・・・・えっと、そんなに無いよ?って言うか無いよ?」


M「だよな、この前ついに壊れたしな」


S「こ・・・・っ!?!!」


M「洗っても洗っても、白いの付くしなぁ・・・・・」




(え?え?え?・・・・壊れるのはもう毎回じゃない?マサト激しいからさぁ。白いの・・・・?モザイク2ですか?モザイク2だよねぇ?

我慢できないよ。そんな、出るもんは出るのに・・・・・・。マサトこそオレの中出すくせに大根2)


S「・・・・・・オレが悪いみたいな言い方しないでよ」


M「は?んな事言ってねぇだろ?・・・・・仕方ねぇなぁ、直すかねぇ?オレが」


S「えっ!?ぽっ」


M「取り敢えず、ひっくり返して色々試してみるかねぇー・・・」


S「(pω`q照*)」


M「・・・・つぅわけで、これから直そうと思うからさ飯食ったら手伝えよ」


S「お風呂は・・・?」


M「?・・・・どうせまた汗かくだろうから後からにしろよ」


S「ぷっひゃ~い」
































































































まぁね、解ると思うよ。こんだけの会話でも。

洗濯機が壊れただけだってね。


うん・・・・・・。下

いいよ。何も言わないで。優しさは時に痛いよね。涙って何でこんなにあったかいのかなぁ・・?




















あなたに逢えて本当に、良かった~嬉しくて嬉しくて・・・・言葉に~出来ない・・マル泣




いや?タイトル、特に意味も糞もありません。
マサトだす。少し下の方の記事でもおスらせした「ドライ・アスフォデル」の管理人エリキたま。
16歳の元・腐女子だそーで。可愛いんですよ。ノリが宜しいし。し→たも懐いてるんで。
メッセしましたよ。(MSNのメッセンジャー)
俺は大体、女と話すのは自分と同じくらいか、20代くらいの女なので、「女の子」と話すのは
多分、初めてじゃないかと。初体験デスよ。


――で、色々話したサ。
向こうが泣いたりとかドッキリもありましたが。
(ドッキリじゃないから)
し→たと交代しながら話したんですが、何ですかまっつんって
なぁ、そこの二人よ。俺ぁ、「マサト」だ。「まさと」。どこに「つ」が入ってんねん。
暫くの間、まっつんまっつんと呼ばれ、挙句の果てには
魔法中年☆まっつん
とか・・・。お前等殺されたいか?(笑顔)
少年じゃないんです。中年なんです。ねぇ、まだ俺34なんだ。
まぁ16の娘っ子から見りゃ5万払うからパンツくれとか言うのか?とな、思うのかも知れんがな。
んで、やはり話題はあっち方向へ。まっつん(俺)とし→たの関係。・・・と言うかプレイ?
色々と教えたさ。うん、
汚れ無き真っ白な女の子様にゲイと言う名の汚物をぶっ掛けたさ。
うん。でも流石は元・腐女子。免疫あります。
しかし、あれだ。意味も解らずプレイ内容を(漫画なのか小説なのかは知らんが)読んでいた模様。
乗るって何?とか、泣くの!?とか。涙流しながら?それが気持ちいいの?とか。
そりゃ、君はおんにゃのこだから、男が気持ちいいのとおんにゃのこが気持ちいいのは訳がちゃう。
だから俺が手取り足取り、可愛がりながら教えてやるのに、
見たいな事を言うと、照れ気味みに思えたのは俺の思い過ごしでしょうか?エリたま。


んで。じゃー元・腐女子ならば一度は遭遇したいであろう、ヤりながら生中継。
うん。
エリたまの方が大変な事になってた。(笑)
まぁね、自分で言うのも何だが、かなり器用なんだよ俺。一度に3つの事を同時進行したりとか。
だからし→たのモノをしごきながら片手でボードを打つ。
「打ちにくいなぁ」って俺が言ったら何を勘違いしたのかエリたま「打つ・・・?」とな。
まだ打ってませんて。(笑)
「しぃがイったぞえ」と報告したら、「・・・・・・・・・・・・・・(滝汗)」と帰って来る。
頑張れ元・腐女子!まだ本番前だ!(笑)
んで、まぁ。し→たは早くしよ!早くしよ!と尻尾をパタパタ振るわけで。
その前にエリたまは、し→たくんがマゾっ子だと言う事を知らんかったようです。
(俺に抱かれてるんだからMだと普通は思うと思うんだが・・・・?俺鬼畜だし)
なので、し→たくんは女の子用の洋服を着ているのだと更に思い込んでた様子。
うん・・。イイカモ。キャミとか今度着させてみようかな。
(と、言うかお前持ってるのか)
で、俺はまだエリたまと話してたかったから、し→たくんに乗って貰う事に。
はい。そこで質問キタ。
「乗る・・?」
俺は事細かに説明。俺がボードを打ったまんましぃが俺に抱きつく感じでまたがって自分で動くんダヨと。
すると、「向かい合ってるよね?」みたいな事をお呟きになられるので、俺は素直に言いました。
「苦しそうに悶えてる顔を見るのがいいんだよ」
何故デカ文字で?とかその辺りはスルーして下され。俺の一番の楽しみ故の表現です。
しーちゃん(しぃた)可哀相!!とか言い張りますが、エリたま。
し→た、痛いのとか言葉攻めとか大好きなんで。それですぐお花畑へイってしまうので。(笑)
んでだ、しぃがイったのをまた、報告。
「服の上に出されたよー」と俺が哀しげに言うと、エリたま来ました。
「洗え(素)」
この子いい・・・。うちでしぃと飼いたいカモ。
うん、もう本当にその通りだよね。洗らやぁいいって俺、過去日記で言ってるしね。
そのしぃがイく前に「もういった?」と聞かれたので「もう少しかな?」って答えたら「分かるの!?」とな。
「泣きそうな声で喘ぎだしたらそろそろイクよ?」
エリたま、暫く返事が来ない。(笑)
「泣くの・・?泣くのに気持ちいいの?」と、来ました故、「泣くほど気持ち良いんだよ」と言ってみる。
16歳のおんにゃのこは純粋かつ無垢です。
いつかエリックの俺のステージで
エリたまの好きな曲をピアノを弾きながら歌ってやるよ見たいな事も言いましたョ。


しかしですね、し→たくんのあの病的な性欲は何でしょうか?
俺は一服したいからと言ってしぃと交代して俺はスパスパしてたんですが、
小一時間程でし→たくん「眠い」を理由にチャット強制終了。
じゃー寝るかな、と俺とし→たはベットに入っていつも通り俺が腕枕をしてやってたんですが
はい。し→たくん、まだしたいそうです。もう既に2回イった癖にまだやるか?
俺はうとうとしてたのにキスされて、モノを弄られて、もー。
俺ね、その時風邪で38度あったのよ。うん、まじな話。

精神科通いながら、形成外科に通いながら内科通うかな・・・。


(メンヘル+腰がイタイ+風邪)



し→た、弱いまんまでいいと思うな?
いつまでも周りが助けてくれると思うな?

もう、お前は大人なんだ。
中身はまだまだ餓鬼だが、それでも、強くならなきゃいけない。
強くならなきゃこの世界では生き残れない。
また、体を売って歩くか?で、また俺見たいな拾ってくれる奴を探すのか?

いつまで?何処まで?

死ぬまで?

そんな生き方が、お前が望む生き方?それがお前の憧れる「イケてる人生」?
生きるのに必死なのはとても大切な事だ。
俺はお前からそれを学んだよ。必死に「命」を大切にする。忘れてはいけない事だ。

俺はお前が好きだよ。大切だよ。宝物だよ。
でもねぇ?し→た。・・・俺の中ではやっぱりあの子が一番で、あの子が全てだ。
何であの時、俺も後を追わなかったのか。疑問だ。とても。
独りで逝かせてしまった事への後悔と、何も出来ず只見ていただけの自分への憎しみが
混ざり合って出来上がった憎悪の、その矛先が、この世界だ。
自分以外の全ての人間。他人って奴等。うざくてうざくて、堪らない。
街中を歩きながら、すれ違っていく「他人」と言う生き物一人一人に心の中で呟く。

『ホラ、死ねよ』

・・・・そんな事ばかりを考えて毎日、毎日、あの子の逝った空を見上げる。
ずっと守るとか、ずっと傍に居る、ずっと愛してる。・・・そんな言葉に力なんか、無いんだ。
生きてなきゃ、意味も何も成さない。ただ、響いて消えるだけの、「音」。

寂しい、哀しい、痛い、苦しい、そんなの。もう、感じないんだ。
多分「それら」がいつも体を支配しているから、もう慣れたんだと、思ってる。
でも、あの子の命日には暴れだす「それら」の感情。ぐちゃぐちゃになって、何も見えない。
声にも成らない悲鳴を上げて、頭を抱えて只泣き続ける。

たった一人。俺が、どんな犠牲を払ってでも、傍に居て愛し続けたいと思った女性。
白くて細くて、きれいな黒髪の、瞳の大きな、優しい人。

・・・・想い続けるのは、もう、疲れたのかも知れない。
忘れればいい。そう何度も思った。何度も行動に移した。
写真を燃やそうと、火の中に投げ込んだ瞬間、
あの子の笑顔が浮かんで、俺は炎の中に手を突っ込んで写真を握り締めた。
「忘れる」なんて、意識的に出来るもんじゃない。想えば、想うほど。

思い出の中で美化された、沢山の記憶。
どれもこれも、懐かしく、切ない。

最期の、死ぬ4時間前の、最後の最後に俺の声に応えてくれあの子に
俺は何一つ返せてない。何一つ。
声も出ない、目も見えてるのか解らない。それでも、小さく小さく、笑ってくれたのに。

俺は、何で、こんな・・・、弱く脆いの?
もう嫌なんだ、誰かが自分の前から消えてしまう怖さに出くわすのが。酷く。
だから、もう。自分から消えようと、決めたんだよ。
そうだよ。そう、逃げるんだよ、俺は。
弱いよ。弱い。あの子が逝って、4年。俺は同じ場所から動けない。変化が怖い。
変化した時、あの子が「居た」と言うその印のようなものが、置き換えられるような、恐怖。
変わりたくない。このままここで想い続けようと、思ったのに。
あの子が安らかに眠れる事を心から祈ろうと。

でも、とても、この世界は残酷だ。
あの子がこの世界から遠い場所へ旅立ち、居なくなったのに、何故?止まらない?
気付けよ。あの子が逝ってしまった事。あの子が居た事を。俺の傍で生きていた事を。
なぁ、誰か。誰か。・・・・誰か。早歩きで、通り過ぎる人々。
それぞれの目的地へ向かう人々。「居場所」が、ある、あの人達。

強くなんてなれないよ。君が居なきゃ。君のために強くなれたなら、どれだけ幸せだったか。
君の愛した俺はもう、俺じゃないよ。・・・変わってしまった。
君が死んでから、俺は本当に変わってしまったよ。もう戻れない。あの頃の俺には。

もう一度出逢いなおせたなら、良いのに。
そんな途方も無い祈り。高い空、君の眠る空。・・・・・・色付いて見えない。
そこから何が見える?どんな景色が君の瞳には映ってる?
ねぇ、傍に来て、教えて?


そして、俺を連れて行って?ねぇ、恵美。

ハイ。ご帰宅マサトさんです。
し→たくんが弱り果てている・・・(ハテ
うん、し→たくんの言う通り薬を盛られた。うん。
勘の良いマサトさんなのに、弱音とか言いたい事や、隠していた事を全て
小さな小さな16歳の女の子に押し付けて、死のうとしたのに。その前に・・・
し→たくん特性薬入りの酒と気付かずゴクゴク。

しかしなぁ。何故だろうな。
なーんで気付かなかったんだろう?盛られた薬に。
26錠あれやこれやを砕いて、酒に混ぜだたひぃよ。
し→たくん、お酒とお薬わ、一緒に飲んじゃだめなのよっ!
効果が倍とかのレベルじゃないからさー(泣)








ぼぉっと目を開けたら見慣れぬ白い天井と、蛍光灯。
「・・・・・・・・・?」
あれ?えーっと。・・・・・・・・・んんん!?
なぁんか病院臭いよここ。って言うか病院でつ。
・・・えー待って、酒飲んでー・・・飲んでー・・・・飲んでー・・・・あれ?その後どーなった?
し→たが寝たら、取り敢えずどっかで死んだろうかと思っていたのに。
と、言うか実行したからここに運ばれた?
・・・・・でも、体少し重くて、眠たいだけだ。痛くないし。どこも。
そう。そうだ、ODした時の感覚によく似てる。
俺は、ODして死のうとした?でも、俺が致死量を間違える筈が無い。
どちらにせよ、何にせよ、酒を飲んだ後の記憶が無い。全く無い。

また、中途半端にとにかく、何か自分の決意とかが、捩れたような気分。

病院は・・・・。嫌いだ。
恵美の最後が病院のベット上。この消毒液の独特の匂い。・・・・・・・・気持ちが悪い。


「マサトさん、起きられましたか?」

ゆっくり右に瞳を動かすと、看護婦が居る。
何か、持ってる。・・・・点滴の代え?見たいなの・・・?
あー。栄養剤か。小便みたいな色デス・・・。←何気にこの日本社会で栄養失調(泣笑

「俺は、なんでここに?」

と、言ったつもり。でも、ろれつが回らず。
看護婦は「はい?」と言った。
てめぇは耳が遠いばぁーさんかよ。
口元に耳を持ってくる看護婦。
んな事しなくても、ちゃんと聞き取れよ。ベテランさんよー。

「なんで、ここ、に?」

おー言えた。俺偉い。

「あぁ。お友達の方が車で、連れて来られましたよ?いけませんよ?大量服薬なんて」

あー?やっぱりそーなの?
えぇ。でも俺、致死量間違えるはず無いんだけど。酔ったとしても、冷静になれる時は成れるし。
何だ、おかしい。俺の考えと、看護婦の言ってる事が噛み合わん。
俺はもう、終わりにしようと、し→たをユキに任せてもう、逝こうと、もう決めていたのに。
決めたらするんだ。必ず俺は。
なのに。この現状は何を意味してる?何が起こった?
くそー意味が解らん。つぅか、苛付く。

「・・・・・・く・・・っ」

重いし、体。起き上がれるか?せめて、ここは何病院だ?

「まだ無理ですよー。お酒も一緒に飲んでるんですから。」

「・・・・・・・・・・・・」

酒と・・・・・飲んだ?



・・・し→た。・・・・・・・・し→た!?


あいつか。あいつだ。・・・・・そうだ。ユキと、メッセで話してて、し→たに言った、俺は確かに言った。

『し→た、キッチンから酒持ってきて?氷と水とも忘れんでくれー?』

・・・・・・・・・・・・・・・・・やられた。

やられたっ・・・!!


何か遅いなと思ったんだ。キッチンから酒のボトルと氷と水だけを持って来るのにしては。
いくら広い家だからって、15分とかかかる筈が無い。
あの時、薬を砕いたかして、入れたんだ。
あいつ薬の知識なんか無いから手当たり次第、入れたんだ。
俺は味覚が狂ってるから、酒に薬が混ざってても、解るわけが無い。

・・・・・・・・・・くそ!!!!!!!!!!

なんで、止める。
お前には話した。恵美が死んだ事は。
でも、後を追うとも言っては無い。後、3年くらい経ったら、お前とは一緒に暮らせない。
それだけだ。それだけのはずだ。話したのは、それだけ。
何故?何故気付かれた?

どちらにせよ。近い将来、お前とは暮らせなくなる。
俺とかお前とか、那未さんの意思なんか関係なく。

だって、原因不明だ。治療法も無い。薬だって無い。・・・・難病って奴。
13年前。・・・夏だ。車の免許取立てで、車を買いたいと思ってたんだ、確かあの頃は。
そんな事を思いながら近所の猫とじゃれて遊んでた時。
急に、急にだ。右手が、力も何も入れてない。
痙攣か?小刻みに震えだした。・・・・・・・でも、それを何だ?と思い見た瞬間止まった。

あれが、始まりだ・・・・。

それから、数日置きに一日多くて10回くらい右手だけが震える。
それも、1ヶ月経つと、震えてる幅が大きくなっているような気がした。気がしたんじゃなくてそうなんだ。
でも、右手に意識を持って行くと止まる。

2ヶ月経つと、頻度は増した。
こりゃなんか、おかしいんだろーなと、軽い考えで整形へ取り敢えず。
でも、異常は無い。その一点張り。
えぇーでも、何か変ですよコレ。

次に、まぁ、内科で血液検査をして見たがー。
特に異常も無く。お大事に~と見送られ。お大事にしたくても、どこをお大事にすりゃいいの?

・・・・・・・・脳、とか?
いや、まさか。筋肉とかの関係じゃないの?
アレだ、女がイった後、がくがく足が震えて上手く立てない見たいな・・・・・・・
とか、関係はナイデスヨネ。
脳?・・・脳?頭?・・・頭か・・・・・・

近くの小さな、あまり評判は良くないとかの、脳外科へ。
うーん。見るからにヤブ医者。聞いてみようか・・・医師免許持ってますか?って。
50代・・・半ばくらいの髪の薄い、オヤジ。
けどなー。言われた。あーっさり、そんな死の宣告を。

「原因は良く解らんのですがね、脳の体を動かす伝達物質が減少してますねぇ・・・・」

「はぁ、・・・原因不明なんすか・・・」(とことんいい加減な・・・)

「うん。多分ねー。・・・10年くらい先、体、全く動かなくなりますよ?」

「・・・・・・・は?多分とかそんな曖昧な感じで、んな重大な発言するんすか!?」

「いやぁ~だって原因が解らんのでねー」

「・・・・・・・・・・・」(じゃあ俺も、動機とかは取り敢えずとかでお前の頭をブチ割ろうかな)

「次の方ー」

は!?もー終わり!?え?つぅか10年後辺り、動かなくなったらどーなんのよ!?
死ぬのか!?おい!ハゲ!ハゲ医者!!

とか言うノリ(?)で、俺は何かよぉ解らんうちに、死の宣告を受けたと言う・・・お話。

でも、帰り道思った。
うん、心底思った。

21だった、俺はその頃から俺は、家族の輪に入れずに居た。それが・・・理由も良く解らんし。
まぁ、俺はその頃からすでに口は悪かったし。
人間嫌いなのは当たり前になってたし。アレだ。大人がよく言う台詞。
「近頃の若者は・・・・・・・・」
の、先に続くのが俺か?みたいな、不良?では無いが、学校も余り行かず、
いじめとかが在った訳でもないし。(むしろ在ったら俺がいじめてるよ)
小、中、高、と。普通のその辺の近所の学校に通い。
成績も普通の上くらい?ただ・・・余り言いたくは無いんだが、自慢ではない。これは。
うん、小、中、高、普通レベルの高校ってさ、大体同じメンツで進学しねえ?
だからさ、うーん。だからなのかも解らんよ?すげっ、えぇーお前等気は確かかー?ってくらい。
モテた?わけで。多分そーいう周りをきゃっきゃっ言ってうろつく女子がうざいとかで
学校へ行かなくなったも理由の一つだろうか・・・?
うぁー!!俺なんか、お前なーにナルってんだよぉキモーとか言われそうだが
現実問題そーだったんだぁー。アーン。
それから、もう一つ。俺は集団で、だらだら行動するのだ大嫌いで。
アレ、クラスで協力し合って演奏会とか、同窓会?・・・・・・・うぁぁぁーっ。(鳥肌)
同じ箱の中で、同じ正面の文字を、同じようなノートに、同じように写して、何が楽しいのか理解が出来ん。
・・・・・・全く可愛げの無い、子供だ。
その代わり、俺には少し離れた妹が居るんだが、そいつは有名私立とか?何か知らんが
お受験とかで、夜遅くまで勉強、勉強、勉強・・・・・・・・・・
高校も、トップで卒業。ああー将来が楽しみデスネーィ(棒読み)
だからか・・?だからだろうか。親は妹ばかり、と言うか、妹だけが子供みたいな?感じ。
勿論、俺なんかがダチなんて作るわけないし、寄って来るのは猫くらい。(魚臭いのでは断じて無い)

俺が居ても、居なくても、あの人達は楽しそうだ。
むしろ、居ない方がいいような?

そんな事を考えてるうち、浮かんだ気持ち。

「必要・・・・ないんだ」

脳外科を出た時は、もっとでかい病院で精密検査を受けた方が・・・・・・
とか、考えもした。
でも、それでもし、病名もしっかり付いて、薬とか処方されても、なぁ?
あいつ等、喜ぶ?大した病気でもなくて良かったって・・・喜ぶ?
このままいっそ、・・・・うん。死ねばいいか。
死んでも同じ墓に入れて貰えるかもナゾー。

・・・・・・・・・・ああ、なんか。楽に、なったような・・・?
でも、暗くなった?世界が?・・・・どうなの?

居ても居なくても、どーでもいい。
誰も何も気にしない。・・・・俺は役に立たない。居る、意味を成さない。

誰も・・・見てないのかも、知れんなぁ・・・。

坂を上りながら、9月の夕焼を見上げた。
寂しい?
哀しい?
・・・・・・・・そう、思ってたら、もっとグレてたと思うよ。
別に服装が派手なわけでも、頭の色を抜いたりとかしてねーし。

自分に「関心」の全く無い「家族」と言う名の「他人」の「目」。

それが、俺の幼い頃からの「当たり前」で、俺の中で成り立つ「常識」というもの。
でも、何だろう?虚しいよ。

後ろで聞き成れた鳴き声。
振り返ると、俺が「クロ」と呼んでる、真っ黒な雄猫が俺の足に擦り寄ってきた。
クロは野良猫らしい。
時たまあちこちで見かける。

俺はしゃがんだ。
ゴロゴロと喉を鳴らして、俺の手に擦り寄る。

「なぁークロー。お前はいいなぁー。何処行っても、誰かが見てくれるもんなー」

なんだ、僻みか?俺。
猫に愚痴ってんのか。・・・笑えるな。

「今度、にぼしでも食うかー?」

猫みたいに、自由に好きな所で好きに生きて、好きに死ねれば。どんなに・・・・・・・

・・・・・そうだ。どうせ、死ぬんだ。俺は何であいつ等のそーいう、よく解らんヒトの愛し方見たいなのに
勝手に虚しさを覚えてるんだ?だって、あいつ等多分、意識的俺にそーしてるんじゃない。
もう、俺は居ない事になってる。
俺の存在が、あいつ等の中では、無い。

・・・・・・俺はあいつ等にとって血の繋がった「子供」とか、
同じDNAを持つ数少ない自分に一番近い「人間」とか、そんなんじゃない。

そう。「モノ」
そこにある。「モノ」。

ガラクタなんだよ。


・・・・・・・・・へぇーぇ?

「クロー、俺いいこと考えたー♪・・・・未練なく死ねそうだよ」





俺はその日から、煙草を覚え、目に入った「他人」って言う「モノ」を半殺しにして歩いたりして。
何度も何度も、あいつ等に頭を下げさせた。

かなりいい気分。

「モノ」って、すーぐ壊れんねぇー。
気を引きたいとか、もう一度家族にして欲しいとかじゃない、そんなのこっちから願い下げだ。

ただの「モノ」がそーやって生きてる「人間様」って言う名の「他人」書いて「モノ」読む奴等を壊す姿?
そー言うのを見せてやりたかった。だけ。


ねえ?オカアサン?オトウサン?我がイモウトサン?

どんな気分?
俺はね。

いー気分だよ。