【最近日記】
2023年2月18日(土) リッカさん11才 小5。
数週間前、ニュースサイトで箱根ロープウェイの「史上初!定期工事期間バックヤードツアー」の記事を見て3名で申し込んだんだけど、運悪くとーちゃんが検査で病院に行く日とバッティング
他にこういうの好きそうな人・・・はっ!リッカさんの大好きな瑛子お姉ちゃんなら来てくれるかも~と声をかけたらOKしてくれたので、女子3人で行ってきた~。
とーちゃん居なくて車出せないからロマンスカーで箱根湯本に行ってまずは腹ごしらえ。もう桜咲いてた
リッカさんが1年間自学習がんばったご褒美に駅のお土産屋さんで箱根っぽい「よせーぎ」を購入。早速バックパックにつけるリッカさん。
「しばいーぬ」は前にミィちゃんからもらったんだけど、リュックのジッパーを閉めると真ん中でしばいーぬとよせーぎが仲良く並ぶのがたまらんかわいい

◆
さて、ここから箱根登山鉄道で強羅まで行って、ケーブルカーに乗り換え早雲山駅へ。
早雲山駅のロープウェイ駅でヘルメットと軍手を受け取りいざバックヤードツアーへ!
普段立ち入れないメンテナンスエリアで実際に使ってるロープを持たせてもらったり、滑車1個あたりの金額を教えてもらったり。←めちゃめちゃ高かった

なんかわかんないけど、配電盤とかボタンってトキメクわ~



20名限定のツアーだったんだけど、私達以外は鉄オタっぽい人たちで技術的なことを聞いてる人がほとんど。
でも我らが瑛子ちゃんは超探求心旺盛で誰もが知ってるめちゃめちゃすごい会社のキャリアウーマン。
整備士さんのバックグラウンドやどこから通ってるかとか噴火で運休だった時の気持ちや今年の新人採用事情まで聞きまくり

それが根ほり葉ほりの嫌な感じじゃなくて、飲み会で盛り上がって相手が自ら話してくれる感じなの。
人当たりが良くて、でも分析力がすごくて即座に的確な切り口で聞けて、相手への共感とリスペクトも忘れないすご腕のインタビュアー瑛子ちゃん

こっ、これが本当に「仕事できる人」ってことね

「定期点検中のバックヤードツアーは初めてなんで、何を話していいか我々もわからなくて、こんな話でいいんでしょうか・・・
」と言いつつ「救助訓練の時に助けられるお客さん役はロープウェイの下から脱出しなきゃいけないんでだいたい新人がやります。あ、でも新しく就任した社長がやったことも
」とかおもしろエピソードをいっぱいお話してくれた整備の方とパチリ




◆
次は本物のロープウェイにのって早雲山から大涌谷へ。
私達のグループ担当の社員さんが一緒に乗ってガイドしてくれるんだけど、「最後にテストやるんで今からテスト対策します!写真上の各駅の標高覚えてください。それから・・・」って次々言われてみんな景色どころじゃなく必死こいて覚えたり


途中で「あ。今、秒速3mから4mに切り替わりましたね。たぶん人が多いからスピードアップしたんだと思います。なんとなくわかりました?」って普通に乗ってたら気づかないようなことを教えてくれたり、写真右下の救急箱みたいなのは酸素スプレーが入ってるんだけど、よく某国の人に盗まれちゃて
、盗まれると法的基準を満たしてないことになって補充するまでお客さんを乗せれなくて大変なんです・・・って話をしてくれたり。

噴火以降、運行するための規制がすごく厳しくなったらしい。
ロープウェイ最大の見せ場大涌谷の噴火口。硫黄がすごい。

◆
定期点検中の大涌谷駅は撮影禁止エリアが多くて写真はあんまりないんだけど、乗り場でメンテナンスメーカーさんが滑車の取り換え作業をやってるのを見せてもらったり、ロープのたるみを調整している油圧ポンプを見学したり。
気温でロープが縮んだり伸びたりするからここの調整はすごく重要らしい。
で、他の人が機械やら技術的なことを聞いてる間、ちょうど横にいたメーカーの社長さんが「なんでも質問してください。」っていうから、また凄腕インタビュアーの瑛子ちゃんの目がキラリ

ロープウェイに使ってるこのロープはどうやって作ってるんですか?って聞いたら、実は機械じゃなくて人の手で編んでるらしく日本にも職人さんがいるんだけど、海外に超有名な編師がいて、その人は世界中のロープウェイのロープを編んで一年中とびまわってるらしい。
「日本にも何回か来てもらったんだけど、やっぱりね技が違うんですよ!」って社長が力説してた。
編師っていう仕事がある事自体驚きだし、その人はいったいどんな人生を歩んで編師になったのか、はたまたどんな毎日を過ごしてるのかめっちゃ気になる~!
って瑛子ちゃんと超盛り上がった。
世の中、不思議に満ち溢れてるわ

というわけでこれまたいっぱいお話してくれたメンテナンスメーカーの社長とパチリ

つづく。