真理の羽根◆036/アスタロト | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

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神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

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耳の聴こえない絵描き

ソルト/Shiori Ueda

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《真理の羽根》

 

ときに天使が神になりすますことがある。

翼の裏に本当の心を秘め隠して。

 

ときに悪魔が神になりすますこともある。

その翼を豪奢な衣の下に押し隠して。

 

全ての天使が善き言葉のみを告げるとは限らず

全ての悪魔が悪ゆえの悪だとは限らず

 

では我らは何を信じるべきか

 

 

 

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036‐アスタロト

揺るがぬ信念

 

 

揺るぎなき信念を持っているか

自らを高めることも堕とすこともなく
揺るがぬ心であるには
感じず動じず揺るぎなく

ただひとつの信仰を持て

 

 

 

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アスタロトの起源は、かつては愛と豊穣の女神であったといわれる。

メソポタミアの豊穣の女神「アスタルト」。

女神イシュタル(アスタル)、女神アフロディテ、女神イシスの起源ともされる。

 

かつて神であった存在が、悪魔に堕とされる例は多い。

バアル、ベルフェゴール、ベルゼブルもそう。

(⇒真理の羽根◆004/ベルゼブル

 

 

日本神話では逆に、荒ぶる禍つ神、災いであった存在を善き神として崇めている例もある。

 

時代によって、その時代に必要とされたものが

強さ、慈悲、恐れ、すがる物、そういう違いだろうね

 

 

どうであれ、本質は変わらないと思う。

 

太陽の日差しが、時には強烈な日照りになるように。

そよ風が、時には暴風になるように。

恵みの雨も、時には大洪水を引き起こす。

 

それでも太陽は太陽であるし、風も風にすぎず、雨もただ降るだけ

 

自分らしく在るというのは、そういうことで。

 

 

 

 

(文/ソルト)