真理の羽根◆035/ルキフグス | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

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神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

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耳の聴こえない絵描き

ソルト/Shiori Ueda

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《真理の羽根》

 

ときに天使が神になりすますことがある。

翼の裏に本当の心を秘め隠して。

 

ときに悪魔が神になりすますこともある。

その翼を豪奢な衣の下に押し隠して。

 

全ての天使が善き言葉のみを告げるとは限らず

全ての悪魔が悪ゆえの悪だとは限らず

 

では我らは何を信じるべきか

 

 

 

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035‐ルキフグス

満ちる全てを拒む

 

 

まぶしすぎる光は目をくらませる
暗すぎる闇は何も見えない
見えない世界ではなにも知ることがない

知りたければ知ること
表と裏と 光と闇と
それぞれにふたつの世界を等しく

 

 

 

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ルキフグスの名は、「ルクス(光)」と「フギオ(逃げる)」が元になっている。

光を避ける者、という意味。
 

光を嫌っているのに、

光の名を名前に入れているのは不思議な感じがするよね。

 

光が存在するからこそ、そこから逃げる「ルキフグス(光から逃げる)」の存在ができる。

 

 

ちなみにルシファーの名も、「光をもたらす」といって「ルクス(光)」からきているんだよね。

真理の羽根◆005/ルシファー

 

 

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(旧約聖書)

地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。

神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。

神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、

光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。

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始めに存在したのは「闇」。

 

手探りの闇をさまようよりも

光の中で、闇を知るほうがいい

 

自分が思うほど、闇は重くも深くもないのかもしれない。

 

 

 

 

(文/ソルト)