かむながら巡る/そこにおわす | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

今月の告知・宣伝 

 

耳の聴こえない絵描き

ソルト/Shiori Ueda

自己紹介

 

問い合わせフォーム⇒チームソルト事務局

 

 

◆◇-------------◇◆

 

◇かむながら巡る◇まとめ

 

 

 

一見すると寂れている
祀りも手入れもされていない崩れかかったやしろでも
 
 
“いまだそこにおわす”
 
 
これを感じることもある。
 
 

 
綺麗に整えられているやしろでも何も存在しないことはあるし、見たままにはっきりと「居ない」と分かる風化して崩れたやしろもある。
 
神のおわすやしろであるのか
神の去られたやしろであるのか
別の存在が後から宿りましているのか
 
 
どんなひとでも、五感の感覚を開けばなんとなく分かってくると思う。
 
 
神は眼には見えずとも
光、風、香、音、あらゆるしるしを示してくださる。文字通りに「神」、示し申す存在であるので。
 
よく「見て」
よく「聴いて」
よく「感じて」
神の存在を知る。
 
 
聴覚のないわたしでも
神の示す音は静かに伝わる。
木々のざわめき、木漏れ日の降りしきる光、舞い散る木の葉のきらめき、眼に見える音として。
 
 
なによりも己の感覚を信じればいい。

 

 

 

 

(文/ソルト)