かむながら巡る/神世七代 | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

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神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

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◇かむながら巡る◇まとめ

 

 

神世七代ブレス

 

 

 

 

「日本神話」といえば

最初に登場する神は「イザナギノミコト・イザナミノミコト」と思う人たちは多い

 
 
実をいうとイザナギ・イザナミは神話の中では十二番目に生まれている対の神。

神々の中では末っ子にあたる。

 
あとの神々はほぼすべてがイザナギ・イザナミの生み出した子とその子孫。

  

 


 
■最初から三番目までは「造化三神(ぞうかさんしん)」

 

①天御中主 あめのみなかぬし

 →地球と宇宙の神格化

 

②高産巣日 たかみむすび

 →ひとつのものが二つに分かれて生命となることの神格化

 

3神産巣日 かみむすび

 →ふたつに分かれたものが結びつき新たな生命を生み出すことの神格化
 

 


■造化三神も含めた最初から五番目までは「別天津神(ことあまつかみ)」

 

④宇麻志阿斯訶備比古遅 うましあしかびひこぢ

 →生命が生まれ出でる際のエネルギーの神格化。生まれたばかりの細胞の神格化とも

 

⑤天常立 あめのとこたち

 →空気や天空の神格化

 


 
■六番目から十二番目までを「神世七代(かみよななよ)」

 

⑥国常立 くにのとこたち

 →大地の神格化

 

⑦豊雲野 とよくもぬ

 →天候の完成・雲に覆われた潤沢な野。

 

⑧宇比地邇・須比智邇 うひぢに・すひぢに

 →泥と砂の神格化。降りしきる雨が大地に染み渡る。

 

⑨角杙・活杙 つのぐい・いくぐい

 →植物の芽ばえ。生命の芽吹き。雨が降ったあとの大地に生じる草花。

 

⑩意富斗能地・大斗乃弁 おほとのじ・おほとのべ

 →性別の分かれの神格化。生命が生じると性別が生まれる。

 

⑪淤母陀琉・阿夜訶志古泥 おもだる・あやかしこね

 →男性性・女性性の違いによる身体と顔の差別化。性別が生じ身体が完成する。

 

⑫伊邪那岐・伊邪那美 いざなぎ・いざなみ

 →性行為・生命を造る過程を表わす。

 

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混沌が分かれて「天(天常立)/地(国常立)」になった。

 

一番目から五番目までが地球と空気と、生命の法則が完成するまでの神々

その最後に生まれた神は天常立。

 
六番目から十二番目までは大地が完成し、人体ができるまでの神々

その最初に生まれた神は国常立。
 

 

 

こういうふうに、天地が分かれる。

天地の創造の物語になっている。

 

 

 

生命が生じる神秘すら神名をつけて「神格化」した。

遥か昔の古代の人々の、その想像力はとても広く深く。

今を生きる人々には及びも至らない境地だろうね

 

 

 

だからこそ今を生きるわたしはまだまだ、未知数の可能性があるのだから

 

未知なる想像と創造の可能性へと至る深く遠い真理の道を渡りたい。

 

 




(文/ソルト)