耳の聴こえない絵描き
ソルト/Shiori Ueda
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たいぞうかい8まんだら
胎蔵界8曼荼羅シリーズ
002/宝幢如来(ほうどうにょらい)
《真言》
ナウマク サンマンダ ボダナン ラン ラク ソワカ
わたしは大いなるいのりを持って
未知なる道を照らしましょう
あなたが迷いなく前へと進めるように
《宝幢如来》
サンスクリット名:ラトナケートゥ
「如意宝珠の幢旗(どうき)を持つ者」
戦場において、「軍旗」は軍隊の統率を司る。
旗の振り方ひとつで戦況が変わる。強さの誇示にもなる。
だから「旗」は「敵(=魔・煩悩)を散らす」ことのシンボル。
旗は持ってないんですけどね~。
要は「軍旗のごとき統率力とちからを持つ者」ということ。
そのちからによって、煩悩を退けてくれる。
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文・デザイン/ソルト
《胎蔵界》とはなにか。
それは文字通り、《胎(はら)》の《蔵》。
胎児が宿る、その蔵は、すなわち子宮のこと。
全ての慈悲の満ち充ちる、母なる海のこと。
全てを抱擁する、あたたかな、大いなる慈悲のこと。
胎蔵界曼荼羅の中心に坐(おわ)す、
大日如来は伝える。
──あなたはわたしで わたしはあなたで
あなたはすなわち わたしのいのりに包まれていて
そのわたしもまたあなたの内側に存在する。