夜の遠回り | 森永の小部屋 

森永の小部屋 

主に教室受講生に対して書いているブログです。このブログに掲載していることは、TACの公式見解ではなく、森永個人の主観に基づくものです。また、記事は万全を期しておりますが、万が一不利益を被られたとしても責任は負わない旨ご了承ください。

受講生の皆様、お疲れ様です


昭和のマインド


なのかもしれませんが、「意地」が大事なんじゃないかと思います。今日はそんな話



ある程度の難易度を有する国家試験の勉強をしていると


なんでこんなに大変なことしてるんだ


というような瞬間がやってきます


勉強がそこまで楽しいわけでもなく


勉強がそこまで楽なわけでもなく


勉強しなければ生きていけないわけでもない


そんなときに、「何やってるんだろうなぁ」と思う時がくるものです。誰にでも訪れると言っていいでしょう


私自身も思い返してみると、行政書士試験では行政法の勉強をしている時、社労士試験の勉強では試験勉強ほぼ全般でそう思っていました


社労士試験では、行政書士の勉強とかぶる所はほとんどなく、社労士業務がそこまでやりたかったわけでもなく、社労士試験に受からなくても生きていけないこともなく、勉強が根拠のない数字の暗記等に終始することもあり、苦痛で仕方がなかった印象があります


しかしまぁ、何度か納得いかない形で不合格となり、自分の主観としては学力で負けたという実感もなく、にも関わらず負けたままなのが許せなくて、意地だけでやっていたように思います


今となっては、「よくもまぁ、あれだけのことが出来たもんだ」と思っていますし、受かって本当に良かったなぁと実務をして実感しています


いくら効率的といっても、いくら科学的といっても、いくら精神論が毛嫌いされても、20年弱受験に関わっていると「最後は精神戦」だと思います


ここまでやってきて、負けるわけにいかない


と最後まで齧りつく人が受かっていくように思います



さてさて、まだジョギングを継続しているのですが、無駄に意地を張ることがありました


ジョギングを始めた初日のこと。ペースも距離も全くわからないので、とりあえず走り出してみたのですが、途中で苦しくてたまらなくなりました


家からとある駅まで続く直線の道を、駅まで行って帰ってくることを想定していたのですが、思いの外早く限界がきた


休めばいいものを、通行人がいる所で止まりたくない


あぁ、この人ここが限界だったんだと思われてしまう(思わない)


そう思いながら走っているときに良いことを思いついた


信号が赤になったところで休めばいい


「まだ走れるんだけど、交通ルールは守らないと。こう見えても法律家なんで」的な感じで足を動かしつつ思いっきり休めばいい(ここまでくると本当に頭がおかしい。疲れてたんでしょう)


ということで大きな交差点にさしかかる。ようやく休めると思ったら、こんなときに限って信号が青だ




サノバビッチ!!


とか大声で言ってたら休む以上に変な目でみられるでしょから、大人しく信号を渡ろうかと思ったがもう限界だ


そこで私がどうしたか


曲がる必要のない方向を見て足をとめる。真っ直ぐ進んだ先に家があるにもかかわらず


曲がってしまうと遠回りになる。にも関わらず、曲がる必要のない方向に身体を向けて赤信号と向かいあう


そうして少しの休憩を挟み、結果的には遠回りをしつつ家に帰ってきました



こんな意地の張り方をする必要は全くありませんが、難関国家試験の合格は、最後の最後は意地で乗り切るものです


ここまで勉強したのですから、必ず今年合格しましょう


では今回はここまでとします。お疲れ様でした。