夢の中でしたジャンケンの話等 | 森永の小部屋 

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主に教室受講生に対して書いているブログです。このブログに掲載していることは、TACの公式見解ではなく、森永個人の主観に基づくものです。また、記事は万全を期しておりますが、万が一不利益を被られたとしても責任は負わない旨ご了承ください。

受講生の皆様、お疲れ様です。

 

 

行政書士といえば「身近な街の法律家」と言われたりします。では、弁護士となにが違うのかというと、「出来る事」も勿論違いますが(紛争性のあることは弁護士しかできない等)、その他にも違う点があります。

 

行政書士の仕事の特徴に「予防法務」というものがあります。

 

そもそも紛争にならないように、法律を使って仕事を行う

 

例えば、行政書士も離婚業務を扱うことができますが、結果的に離婚するにしても、トラブルにならないように仕事を進めます。

 

私個人の主観としては、この予防法務というものがしっくり馴染みます。「どちらか一方の立場に立ち、その利益の最大化を図る」ということが行き過ぎると、それはいかがなものかと思うこともあるわけです。

 

 

実際問題、お会いした弁護士の一部の方には考え方が合わない人がいらっしゃいました。

 

 

取引先に不動産会社もいくつかあり、そこかしこでいろんな話を聞いたりします。例えば、の話として書きますが、ある宅建業者が法律で要求されている重要事項説明が出来ていなかったとしましょう。これは法違反なわけです。

 

簡単にいうと不動産の契約締結前に、契約の重要事項を資格を持った者から説明させなければいけないのです。宅建業者は。しかし、実際に契約が締結され、入金や鍵の引渡しも済み、既に入居して生活しているのに重要事項説明を行っていなかったことが判明したとします。

 

違反があったのは事実なわけですから、早急に関係各所に連絡し、入居者に謝罪して重要事項説明をしたりしなければいけないわけです。

 

そもそも、このようなことが起こらないようにすることが「予防」なわけです。しかし、人間とはミスをするものですから、このようなことも起こってしまったと。

 

これと似たような事例のときに、ある弁護士は「自分に不利になることは絶対に言ってはいけない。重要事項説明というものは契約締結前にしなければいけないものだ。本件ではまだ重要事項説明をしていない。よって、契約はまだ締結されていないと主張しなさい」と言ったそうです。

 

それを聞いたとき、アクロバティックな解釈過ぎて一瞬言葉を失いました。そんな解釈の仕方があるのかと。素人はそれでも納得?するのかもしれませんが、契約締結されていないのであれば、何故金を払い鍵を受け取って住んでいるのでしょうか。

 

法律というものは道具です。使い方次第によって良くも悪くもなります。当然、素晴らしい弁護士や法律家の方が多いのですが、実務を行っていると色々な方がいるもんだと思うこともそれなりにあります。

 

 

 

さて、今日は最後に最近見た夢の話を。

 

夢の中で、私が同僚とコンビニにいたのです。

 

これは本当の話なんですが、私は未だにコンビニでおでんを買ったことがありません。

 

そんな話を夢の中で同僚にして、「だったらジャンケンして、負けたほうが奢ることにしましょう」とそんな話になりました。

 

一回目はあいこで、二回目に決着がつきました。私がパーで相手がグー。よって私の勝ちだと。

 

初めてコンビニのおでんを食べることになったなぁ

 

と二人でレジまで行ったのですが、レジの前で同僚がゴネだしたのです。

 

 

「まぁ、もぅいいんですけど、あのとき森永さんチョキを出してましたよ。もぅいいですけど」

 

 

何を言い出すんだと「いやいや、パー出してたんだけど」と言ったら

 

 

「薬指と親指がくっついているように見えました。あれはチョキです」

 

 

これを聞いたときに、夢の中ではありますが

 

「ハァ~ッ!!!!?」

 

とむっちゃくちゃ腹が立ったと同時に「こんなわけのわからん理屈こねるやついるわ」と思い目が覚めました。

 

 

 

さて、法律は使い手によって良いものにも悪いものにもなります。素敵な法律家となるために、今日も科目別答練頑張っていきましょう。検討を祈ります。