2024年目標11月生開講と5肢択一憲法 | 森永の小部屋 

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主に教室受講生に対して書いているブログです。このブログに掲載していることは、TACの公式見解ではなく、森永個人の主観に基づくものです。また、記事は万全を期しておりますが、万が一不利益を被られたとしても責任は負わない旨ご了承ください。

 

TAC行政書士講座 京都校
2024年目標 11月生開講日
憲法①
11月26日(日) 13:00~ 
※無料体験受講も可能です

 

受講生の皆様、お疲れ様です。

 

 

 

 

26日から2024年合格目標の講座がスタートします。

 

本試験日だなぁ

 

と思っていたらアッという間に開講です。

 

2024年度の講義で、カリキュラム等で変更されているところは

 

①教室でミニテスト実施が復活

これまでの数年、ミニテストをWEBで実施していましたが、教室で実施することとなります。より緊張感のあるなかでのテストが増えます

 

②実力完成講義が京都校ライブ開催

「問題の解き方」を直接私がライブでお伝えできます。個人的にこれは大きい。民法・行政法では記述対策により突っ込んだ内容に踏み込める

 

③直前期答練の増加

総合答練が3回になります

 

④森永クラスのレジュメが大幅改定

毎年少しずつ改定していましたが、けっこう大きな改定となりました。2023年度の受講生が見たらビックリすると思います。再受講生の方は期待しておいてください。特に復習用教材は別物となります

 

⑤追いかけフォローの増加

2023年度の講義では2月生・3月生まで民法①から森永クラスのライブ授業がありましたが、2024年度からは1月生の入学時期を逃すと終わったものはWEB授業となります。よって、合格発表まで待ってしまうと、受けることができないライブ授業が多くなってしまいます

TAC行政書士講座の本科生での申し込みは、基本的に合格者返金制度があります。例えば、憲法から申し込み、ライブ授業を受けつつ発表を待ち、試験に合格していた場合は全額返金されます(TACの教材は返却していただきます)

※詳細は受付にてご確認ください

ライブ授業は憲法は12月生がラスト、民法は1月生がラストとなりますのでご注意ください

 

などなどでしょうか。その他細かい変更点もあるかと思いますが、主な変更点は以上となります

 

 

 

さて、昨日の基礎法学に続き、今日は5肢択一式憲法について書いていきましょう

 

 

 

今年の試験では、5肢択一式憲法は難化したと言われています。そして、私も実際に難化していると思います

 

ただ、基本的な姿勢としては、「どのような年であっても憲法は難しい」という意識で日々の勉強に取り組みましょう

 

個人的には、予備校が作る問題と本試験で一番大きく異なるのは憲法ではないか、と思っています。よって、一般的に本試験会場で5肢択一式憲法は難しく感じることが多くなります

 

易しい年は、「現場で自信が持てなくても、自己採点してみたら案外取れていた」となる受験生が多いのですが、今年は現場で心が折られ、自己採点でも心が折られていた方が多かったのではないでしょうか

 

いずれにせよ、そう簡単にポンポン現場で自信を持って解くことができるという感覚は持っていないほうがいいでしょう。今年受験された受講生の方も、「先生が憲法は難しく感じるものだと言っていたから、現場でなんとか耐えられた」と仰っていた方が複数いらっしゃいました

 

 

そうはいっても、憲法の配点は総得点の1割くらいなので、そこまで突っ込んだ勉強もできません

 

勉強の対象としては

 

テキスト(レジュメ)

過去問

新作問題

 

が基本となるでしょう。ただ、憲法は応用問題が多く出題されているため、判例・条文の単純知識の習得だけでなく、応用問題を現場でどのように考え解いたらいいか、という訓練も必要になると思います。今年の問題では問題6なんかは知識問題というよりは文章理解。これまでも、憲法の本試験問題では文章理解型の問題が出されていました。当日書いていた記事なども使いつつ、現場でどのように判断し、検討すればよかったか一度検証してみましょう

 

 

憲法・民法・行政法は過去問以外の新作問題は必須になると思います。言い方を変えれば、過去問だけで合格水準に達することは難しいと思います。

 

過去問+αとして公務員試験の過去問等をやってもいいのでしょうが、森永クラスの方は教室で配布する問題を過去問と併せて解いていただければ十分でしょう

 

最後に、詳細にわたりブログで書くことはできませんが、ここ数年の動きをみると、「憲法の体系」を意識した問題が出されている印象があります

 

そうでなくても、日々体系を意識しつつ学習するように講義で言っておりますが、特に憲法は体系を意識せずに学習し、枝葉の知識だけをバラバラに頭に入れている人には全く対応できない問題が出題されています

 

今年の出題でも、自由権的側面とかなんとか出ていたと思います。そもそも、自由権とはどんな権利で、どんな側面があるのか。そして、問題となっている人権が自由権とは違ってどこの話なのかということがわかっていないと意味がわからない

 

2023年目標のレジュメでも、あるところで「人権の分類は相対的」と書いていました。自由権といっても社会権的側面があるものもあるよ、とかそんな感じで、自由権なら自由権的側面しかない、社会権なら社会権的側面しかない、という話ではないと。生存権でも自由権的側面あるとか言っていましたよね。教室で

 

このような、分類の相対性は過去の試験でも出されています。同じような知識が今年問われたわけではありませんが、同じような視点でも問題は作られている

 

このような問題に対応するためにも、枝葉の知識だけでなく、体系を意識しどこの勉強をしていて、そこでどんな話が書かれているのかという各論点を整理し、各論点相互の繋がりが見えてくるような勉強が出来れば理想的と言えるでしょう

 

 

そんな勉強のお手伝いができるように、今年も基本講義頑張っていきます。

 

では今日はここまでとしましょう。お疲れ様でした。