行政書士試験 相談会の実施 | 森永の小部屋 

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主に教室受講生に対して書いているブログです。このブログはTACの公式見解ではなく、森永個人の主観に基づくものです。たまにどうでもいいことも書きます。また、記事は万全を期しておりますが、万が一不利益を被られたとしても責任は負わない旨ご了承ください。

受講生の皆様、お疲れ様です。

 

 

今日は、日曜日にTAC京都校で個人的に実施した相談会の話を。

 

 

20日に相談会を行いました。多くの受講生の方に来ていただき、色々とお話をしておりました。合格推定を出せた方には、今後の話等、様々な相談にのりましたが、今日は「今回の試験で結果を出せた方」に関して書いていこうかと思います。

 

色々な受講生に確認した結果、まだサンプルは少ないのですが今回の試験の特徴が掴めてきました。

 

まず法令択一。本試験日に書いた記事では、行政法が昨年よりはやや難しく、民法、商法も簡単ではないという感じで書いていたかと思います。

 

20日時点で私が記述を採点し、「おそらく合格だろうな」と合格推定を出せる人達でも、法令択一40問中30問程度が限界。だいたい27問というところで、合格推定が出せた人の中で一番低い点数は40問中24問の正解でした。

 

易しい年ですと、40問中35問程度取れる方がけっこう出るのですが、今回はそこまで易しいわけではないようです。合格推定が出せた方も法令択一ではなんとか凌ぎ、一般知識で稼いでいる方が多かったです。

 

次に多肢選択式。合格推定を出している方でもだいたい12個中9個前後の正解。全問正解者もいましたが、やはりそう簡単ではない。

 

記述はどうだったかというと、合格推定を出せた方は、だいたい論点の筋はあっている〔そのような方々でも、3問中1問大外ししている人もそれなりにいる〕。個々の答案の表現の仕方は様々ですが、キーワードは正確に入っている。

 

一般知識は、合格推定を出せる方は10問以上取れている人が多かった。最高は14問中13問の正解。

 

法令択一を7割くらいで通過し、一般知識で加点。記述は最低2問は筋を外さずキーワードを正確に書けている。

 

結果を出している人の多くはこんな感じでした。

 

一見すると当たり前なのかもしれませんが、「択一だけで合格する人はあくまで少数」ということがみてとれます。

 

昨年の試験が終わったときには、受験界では「択一だけで合格点を」という声が多かったのではないでしょうか。しかし、このブログの記事でも「択一だけで合格することは難しい」という趣旨の記事を書きました。

 

今後も今回程度の難易度が続くのであれば、択一だけで180点を超えるのは難しいと思います。法令択一の民法・商法でそれほど苦労することがないくらいの実力は必要です。

 

現実的なラインとしては、択一だけで164~166点を稼ぎ、記述式で一問は文句のつけようのない答案が書ける、という感じではないでしょうか。

 

明日からしばらく、このラインに達するために必要な勉強に関して書いていこうかと思います。あくまで予定ではありますが。

 

では今回はここまで。お疲れ様でした。