TAC総合答練第2回  最後は気持ち | 森永の小部屋 

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受講生の皆様、お疲れ様です。

 

今日は総合答練②が京都校で実施されました。

 

いつも通り、京都校の速報値から。

 

総合答練②

 

①目標ラインと中央値

法令5肢択一

上位30% 40問中23問以上の正解

中央値   40問中16問正解

 

多肢選択式

上位30% 12個中9個以上の正解

中央値   12個中7個正解

 

一般知識

上位30% 14問中9問以上の正解

中央値   14問中6問正解

※80%以上が基準点〔6問〕突破

 

②正答率等

法令5肢択一

正答率の低い問題

6、15、21、23、24、33、36、39、40

合否を分ける問題

1、2、3、4、9、11、14、16、18、19、20、25、30、31、32、35、37

正答率の高い問題

その他の問題

 

多肢選択式

正答率の低い問題

なし

合否を分ける問題

問題41 ウ

問題42 ア、ウ

問題43 ア、イ、エ

正答率の高い問題

その他の問題

 

一般知識

正答率の低い問題

56

合否を分ける問題

47、48、49、50、51、52、55、57

正答率の高い問題

その他の問題

 

前回の答練に比べ、難易度の高い問題が多かったように思います。全体を通してみれば、おそらく本試験よりも少し難しいかな、という印象がありました。今回の出来が悪くても、気にすることなく先に進んでいきましょう。

 

 

 

今日は、最後の話で耳の痛い話もあったかもしれませんが、最後の一か月の過ごし方で合否はわかれます。

 

私は、「一度読んだら覚えるように」と言うのも「読んでれば自然と頭に入りますよ」と言うのも嫌いです。そうではなく、今目にしているものを一度で頭に入れるという気持ちで読んでください。残りの期間も少なくなり、本試験までそうそう何度も同じ個所に目を通すことはできません。であるならば、今読んでいるところが、本試験までに再度目を通すことができなかったとしても後悔しないような気迫で読んでください。

 

ここまで勉強を進めてきた方々は、良くも悪くも勉強をすることが「日常」になっていて、勉強が生活に溶け込んでいると思います。それはそれで大変結構なことなんですが、絶対に勉強を「流れ作業」としないこと。

 

本試験に答えられるように、点につながるように、もし今読んでいる所が記述で出ても書けるように、悔いの残らないように日々インプット教材を読み、問題演習を積み重ねていきましょう。

 

 

これまでの勉強を大きく変える必要はありません。教材を変える必要もありません。今までこなしてきた教材の完成度が上がれば合格点が取れるはずです。今回のような難しい答練でさえ、教室で配ったレジュメや基本講義でお伝えしていた趣旨や考え方を使えば十分合格ラインを突破できたはずです。

 

これまで以上の気迫で、これまで通りに勉強を進める。ただし、繰り返しの回数もこなしてきているはずなので、処理速度は高める。そして、何もしていない無駄な時間を徹底的に排除し、少しずつでも勉強時間を増やす。その空いた時間等で、重要だが苦手なところ、重要だが間違えたところなどに目を通し、必要であれば書き出したりしつつ知識を固める。ある程度まとまった時間が取れるのであれば、行政法の条文読み〔行政手続法・行政事件訴訟法、行政不服審査法の重要条文〕を増やす。

 

インプットで徹底的に入れて、アウトプットはこれまでの手持ちの教材で重要だが複数回間違えたものだけ解きなおす。今回の答練・解説で「あぁ、現場でこうすれば取れたはずだった」という点を最後に確認し、次の答練に備える。

 

これまでの答練で思うようにいっていない方は、次の答練が本試験だと思って準備すること。次180点取れなかった不合格、という気持ちで必死に勉強してください。

 

行政書士試験は、実質上位10%程度しか受かりません。受験生は数万人全国にいますが、「本気」の度合いが数万人の受験生の中でも上位10%に入れるだけの「本気」で日々の勉強に向き合ってください。

 

精神論ばかりですみません。でも、多くの受験生にとって、最後の最後は精神面で合否が分かれます。そもそも、方法論はたいがい喋ってきましたので。

 

あとたった数十日です。本気の一瞬一瞬を積み重ね、合格掴んで下さい。ここまできたんですから。

 

では今回はここまでとします。お疲れ様でした。