受講生の皆様、お疲れ様です。
昨日は憲法⑥⑦でしたね
私が講師になった頃には、この範囲は、三時間講義が三回でした。計9時間かけて説明していました。
それを、今は二時間半の講義が二回の計5時間で説明することになっているので、どうしても処理する分量は多くなります。
よって、昨日も書いていたように、一週間で終わらせようと頑張り過ぎる必要はありません。もともと、3コマということは一週間半で処理していたのですから
さて、統治に入ってしばらく経ちました。人権と比べて、統治はどちらかというと知識勝負になります。
現場での思考というよりは、知っているか知っていないかで勝負が決まりやすい。それも、正確な知識が要求されます。ただ、あとでも書きますが、本試験では思考力も問われますが。
テキスト・レジュメの全てを正確に押さえるのは不可能だと思うので、問題演習から、どの部分を優先的に押さえなければいけないのか、ということを炙りだし、その部分を優先的に反復することで正確な知識へ固めていきましょう
そうはいっても、単に暗記するだけでは、忘れやすく思い出しにくいので、憲法⑥の最初にある権力分立のところの説明を理解しましょう。ここの理解が、統治の知識を押さえるうえでキモになります
例えば、司法権の限界絡みのところで、裁判所があまり積極的に憲法判断をしない、という話があったり、違憲審査権のポイントで、個別的効力説という話がありましたね
なんであんな話になるのか、というと、裁判所は一番非民主的な機関だからです。一番民主的な機関は国会でしたね
そして、そんな民主的な機関だからこそ、国会は最高機関だと書かれているわけです。政治的美称とはいえ
統治は知識が重要ですが、本試験では思考力を問う問題も出題されています。講義の内容をしっかり理解しながら勉強を繰り返し、知識を固めていくことで、そのような問題にも対応できるようになるでしょう。丸暗記では思考型の問題に苦戦します
では今日はここまで。お疲れ様でした。