夕焼け空を見て、むむっ、これってもしかしてオーロラ???と思ってしまうしろくまです。
えっとぉ、しろくまさん、時々(しょっちゅう)変なことを考えて、それについて妄想してしまうんですよね。でね、今日は“突然右折禁止の世の中になっていたら”って言うのを考えていました。
いつものように仕事に行くため家を出て、公園の前の角を右折すると、
“あなた今右に曲がりましたね。”
“えっ、何のことですか。”
“右に曲がっただろう。”
“いやぁ、こっちに行かないと駅に行けないから・・・・・”
“言い訳するんじゃない。右に曲がったのは本官がしっかり見ていたんだ
ぞ。右に回ったことをちゃんと認めろ。”
“はっ、はい。曲がりましたけど・・・・・何か?”
“なんだ貴様。今度は開き直るのか。”
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“なんかあったんですか。”
“どうやらあの人が右折したそうですよ。”
“えっ、右折???何を考えているんでしょう。右折なんて・・・・恐ろしい。”
“そうなんですよ。未だにそんな人がいるなんて・・・・・”
“近所の人ですよね。”
“ええっ、こんな人がいたなんて、怖くて外に出られないわ。”
“かぁちゃん、どうしたの。どうしてあの人警官に囲まれてるの。”
“あのね、あの人右に曲がったみたいよ。”
“えーーっ、右にまわるなんてそんなひどいことする人がいるんだ。”
“そうよ、だからあなたも、きをつけるのよ。”
“僕は絶対そんなことしないよ。だって迷惑じゃないか。”
“そうよね。”
“あの人どうなるの。”
“きっと警察に連れて行かれて、取り調べされるは。”
“うん。”
“そして、裁判にかけられて・・・・・かわいそうだけど仕方ないね。右に回
ったんだもの。”
“あんなやつ、いない方がいいよ。”
“そうよね。”
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今日、午前8時ごろ○○市○○町で会社員のしろくま容疑者が右折禁止法に違反し、警察に逮捕されました。
取り押さえた警官によると、公園の曲がり角を悪びれる様子もなく、右折したとのことです。容疑者はしらを切ろうとしまていましたが、問い詰められると開き直っていたとのことです。
“悪びれる様子もなかったようだということですが・・・・・・”
“信じられませんねぇ、このような犯罪行為を平気でよくできたものですね。”
“国家の・・・・いや、世界の安全に関することですからねぇ。”
“このようなものがいたとなると、世界からの信用にかかわります。国益を著しく損ないますねぇ。この件に対する政府の見解を世界に早急に示さなくてはなりません。”
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“犯人の近所の方のお話です。”
“いゃぁ、驚きました。普段はとても明るい方で、いつもニコニコ挨拶されてました。あっ、うちの子どもとも遊んでくれたこともあるんですよ。でも、右折するなんてねぇ。うちの子も今まで何もなくてホッとしています。”
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小さい頃はとても優しくて、思いやりのある子だったんですよ。母の日には必ずプレゼントをくれるような子でした。右折は絶対にしたらだめだと言ってきてました。本人も、そんな事は絶対にないよと言ってたんですが・・・・。間が射してしまったんでしょうか‥‥‥‥。
こんな具合。ばかばかしいけど、ちょっと楽しい。
でも、文章にするとちょっと疲れました。喉乾いた。ジュース会にコンビニ行ってこよう。
あっ、・・・・・右折しないと辿り着けない・・・・・・・・・。