姉が大姉のために自転車を買った。
近くのサイクルショップで買って、乗って来たのは昨年の秋。
みんなが驚いた。
大姉は図書館によく行く。
写真集や資料の大きな本など、決して文庫本では無いものを
カバンに入れて抱えて通った。
遠くのホームセンターにも、眼鏡屋さんにも30分かけて歩いていた。
お米を買えば重かっただろうと思う。
昔は自転車もあったのだけど、母が乗るのはもうアブナイからと
処分をしてしまって、何十年と経っている。
考えればその時の母の年齢を上回る歳の今の大姉だ。
私は自転車が嫌いなのだと思っていた。
歩くべきだと思っているのだ、と、思っていた。
だから、姉が庭に置いた自転車のところへと、大姉を連れ出した時は
ドキドキして、どうなんだろうか・・・( 一一) って・・・心配していた。
ところが、大姉はケロッと喜んで
「自転車だー 自転車だー 私の。 (⌒∇⌒)ノ 」
ただただ、【自転車を買う】 って発想が無かったのだと、、、 ( ̄‥ ̄)
何十年振りかで乗るので、こちらとしては怖い。
ーーー気をつけてよー
ーーー気をつけてねー
何度か言ったものだから、
「なんだか乗るのが怖くなってね・・・」 などと言われてしまった。
自転車で通る道とか、坂道のこととか細かく説明もした。
年末に我が家へやって来たのは、もう夕方になっていたのに
自転車で来たと聞いて、又 怖い。 (´▽`)
大姉 「あそこの坂さー
そのままでいけたよー」
わお!
やっぱり、私より体力があるなぁ。
私は乗ったままでは、上がれない。(∩。∩;)ゞ
そんな先日。
大姉 「このごろ又 自転車が怖くてさ。
足がつかないんだもの。パッて止まって足がつかないから・・・
もう降りてしまおうって思ったりして・・・」
道が真ん中は盛り上がっているけれど、溝の方は低くなっている
カマボコ型になった道で、溝側の道路に足がつかないのは怖い。
「もう、倒れるゥ~~~って思った。」
(x_x;)
大姉 「サドルを下げようとしたんだけど、動かないの。」
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。エーン!!
大姉 「電気も3回に1回しかつけられないし・・・」
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。エーン!
ーーー薄暗い時に乗るのはやめてよー
明るい昼間に練習してからにしてー
なにしろ20年ぶり以上経っているんだから。
そして歳もとったんだから。
大姉 「4時半くらいに出たんだけどね。時間がかかちゃったのよ・・・(^u^)」
帰り際に自転車を見にいく。
ライトの点け方を何度も何度も説明しておく。
確か、買った時に姉も何度も説明していたなぁ。
サドルも私の力で下げる事が出来た。
見に来た母が言う。
「自転車屋さんに持って言ったらって言ったのに。」
大姉 「だってェ、証明書がいると思ったんだもの。」
ーーー? 何の?証明書?
大姉 「 【自転車を買いました】 って証明書。」
(;¬д¬) なんじゃそらー
いらんいらん。。。
大姉 「良かったぁ。これで又 乗れるわ。」
もっと早く言ってくれれば良かったのにィーーー(* ̄▽ ̄)
くれぐれも気をつけてね。