先週の日曜美術館で再び 「犬塚勉」 を紹介していて、
番組を今度は私も見る事ができた。
ネットで見ただけとは明らかに違う感じを受けた。
あのまるで写真かと思うような大きな絵も、
近寄ってみれば筆の跡そのままに、人の手を見せていた。
昔、見に行った・・・誰だっけ???
日本画の大家と言われる人の雪の絵に驚いたのを思い出す。
部屋に入って目を引くその絵は
凛としながら、力強く伸びている暗い梅の枝に、
こんもりと降り積もった真白な雪が美しい屏風絵だった。
日本画がこんなにも写実的な物とは思っていなかったので・・・
徐々に近づいてみて
!
・・・・・・・・・・・・( ゚ ▽ ゚ ;)
雪なんてちっとも描かれてはいない。
そこには描きなぐったような黒い枝がただあるだけだった。
それなのに、1歩離れるとなんとリアルな雪景色。
あー 巨匠とはこういうものかと思った。
ワイエスもそうだった。
『ワイエス作品集』
http://www.ne.jp/asahi/kaze/kaze/wyeth.html
http://www.oi-bijutsukan.com/item-0812048.html
リアルなブリキのバケツに近寄ってみれば、
影のあたりしか描かれてはいない水彩だった。
まぁ、そういうのと犬塚さんは違うのだけど、
原画を見たいと大騒ぎして教えにきた 【HDさん】 の気持ちがよくわかった。
しかし何かと仏教の宗教観に持っていっての解説は、
いらないだろうって思う。
作者は自分の絵に対しての解説をどんな想いで聞くのだろう。
実際の絵を見てみなければ、わからないこともある。
美術館なんて何年行ってないだろう。
先週 子②が行ったルーブル展 。
80分待ち、、、、、
(((゜д゜;)))