涙腺の弁 | 白ごはんに~うめぼし♪

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今はちょこっとパニック症候群。とそれによる開帳足・偏平足による足の痛みで思案中。
日々の小さな いろーんな事で元気を出そうとしてます。


チューリップ


昨日。夕飯の用意をしていたら誰やらか、、、鍵を開けて入って来る。

ん?

【HDさん】 ? に しては早い。




そっと見ていると子①が入ってきた。



ーーーもうー チャイム鳴らすとか、なにかしてよー



子①  「ははは。 お邪魔します。」




テーブルの上に袋を置いて



子①  「これ 持ってきただけだから、すぐ帰るから。」



ーーー何?



子①  「・・・ン・・・」



のぞくとビールや焼酎が入っている。



ーーーひょっとして 母の日?



端っこにはビニール袋に貼り付いた封筒が見えている。




子①  「・・・それは、手紙。」



ーーーあらー  ありがとう。



酒類を指しながら、

「これみるとー なんか父の日みたいだけど (^、^;) 」




ーーー母の日。父の日。ひっくるめてってことで (^▽^*)











子①が帰ってから封筒を開けてみた。

初めてもらった手紙。

こんなに可愛い字を書くんだ・・・ 



一人暮らしを始めてから、やっと分かることがあったと

感謝していると書いてあった。



【定職にはついていないけど、元気にやってます

 これからもよろしく】












先日 「涙腺」についての話があった。



A子の話。

「電車のホームに居た。

 後ろの家族連れの話が聞こえた。
 小学生低学年男の子2人の4人家族。
 お父さんもまだ若い30代。
 あのなぁ、こんな贅沢は滅多に出来ないよ、今日は特別!!
 これも子供の日だからね、いつもは無理だよ、と子供に説明していた。
 どうやら特急に乗って出掛けるらしい。
 子供にイイカッコーしないで、正直な姿を見せる父。
 横でウナズク母。
 こういう堅実な家庭に育ったら子供はグレ無いだろうなあと思う。
 それにしてもこの地味だけれど正直な父の言葉。
 フイをつかれたわ。
 ウルウルと泣けて来る。
 参ったなあ。
 空を見て誤魔化した。
 家族連れが食事している風景を見てもウルウルするわ。
 親が若くて、子供がまだ小さい家族を見ると余計にウルウル。
 参ったわ。
 これって年かねえ?
 でも年を取る事も悪い事じゃあ無いなあと思ったわ。」





最近息子が独り立ちしたB子の話。

「歳をとるてのも悪かないわ。
子育てをしてる最中は夢中で、何気ないホンの一言の素敵さを

感じる事なんて出来なかったもの。
小さい子を育ててる夫婦に、

暖かい眼差しを向けることなんて出来なかったもの。
幼子がこんなに愛くるしいとは感じられなかったもの。
電車に乗った家族連れが楽しげに会話してる姿に暖かい気持ちになる。
電車に乗った家族連れが揉めて子供がふくれっつらしてるのを見ても羨ましくなる。
そして、我が子育てを反省。

朝のテレビで、沢田知可子(?)の「会いたい」を聞いた。号泣。
コブクロを聞いて号泣。
水分補給いっぱいしてるからなあ~いっくらでも涙は出るわ。 」



そして私もずっと前から涙腺はゆるい。

出口の弁がきっと造られなかったのだろう


神様が忘れてしまったのだろうと思うほどに、簡単・・・