豊池美術店のブログ
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未來の話をしよう partⅢ希望を受け継ぐ

 

新聞記事には記者と共に訪問した中学生・高校生の感想文が添えられています。

又従兄・角田長三多が希望した通り、未来の生き方に関する気持ちが伝わっています。

 

 

マスコミが誘導しようとする方向に流されず、自分たちが対話の中から感じ取った想いが素直に表現されています。対話は4時間に及んだと聞きます。

 

 

又従兄の記事を掲載した新聞社は「記憶を受け継ぐ」と題するシリーズを掲載しています。

それも大切なことです。

このたびは、「希望を受け継ぐ」ことが出来たと嬉しく想いました。

 

 

 

 

 

 

未來の話をしよう partⅡ

 

 

 

原爆投下中心地で被爆した又従兄は、焼け野原となった広島を離れて山口県に移住し精一杯に農業を始めました。芋や稲が伸びていく生命力に「これが平和だ。」と実感したそうです。

 

「家族ですごす時間が一番幸せだった。」と記事に掲載されています。

昨日、このような形で発表されたと新聞を見せてくれました。

 

掲載紙を前にリビングで冷やした焼き芋を食べながら語りました。

美味しかった。

 

「戦争を経験した人は、ものがない時代・米の飯が食べられない時代を通って来たから芋はもうたくさんだ。」と云う意見もあるがそれについてどう想うかと質問して見ました。

 

彼は、「芋を食べる時は自然の生命力に感謝しながら頂いている。第一わしは芋が好きじゃから。」と笑っていました。

 

「これだ!」この生き方が未来に向かって堂々と生きる姿勢だと想いました。

 

原爆投下の後、向こう半世紀は広島には草木も生えないだろうと評された広島は見事に復活。街は繁栄し高層マンションが聳えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

I introduce my gallery.#www.toyoike.@toyoike...

清水比庵 「小松山」

 

「故郷の人は 年老いて よく語り よく喜びぬ 懐かしきかも 比庵」

この作品は「小松山」と題されています。

 

小松山は岡山県高梁市の備中高松城の在る臥牛山(がぎゅうざん)の一つです。

近年は「天空の城」として、霧の中に立つ山城として日本中に有名になりました。

 

東京国立博物館に現在は収蔵されている国宝・長谷川等伯筆「松林図屛風」を彷彿します。

画から湿潤な空気をも感じる名品です。

未來の話をしよう

 

 

広島に住む又従兄(またいとこ)を訪ねました。家の裏には高層マンションが聳えています。

庭を眺めながら、広い廊下で通り抜けて行く初夏の風を受けながら語り合いました。

 

 

先日、広島周辺で多くの発行部数を誇る地方新聞社からのインタヴューの依頼が有ったそうです。

 

 

「中学生と高校生を案内するからお話を伺いたい。」との旨でした。

長年に亘り、広島大学工学部で教授をしていた彼は久しぶりに生徒さんたちと話が出来る事を楽しみに引き受けたそうです。

 

 

生徒さんと共に来訪した記者は、しきりに被爆体験へと話の水を向けます。

又従兄の彼は、戦争は一度始まればどんどんと大きくなり大量殺戮兵器の開発へと向かうことは必定。もしかしたら日本がアメリカに向けて行動を起こしていた可能性もあったかも知れない。と説きました。

 

 

そのような話題を、新聞記者は原爆の悲惨さを被災者(被害者)として話して欲しいと方向転換させようとします。

彼は、「原爆にあって今日の自分がある。全てを一瞬で失ってから生き抜いてきた。

若い君たちとはこれからの話をしよう。君たちはこれからの世の中でなにをしたいのか。どのような日本にしたいのか。一緒に考えようではないか。」と語ったと聞きました。

新聞記者氏は困り果てたそうです。

 

 

又従兄は現在97歳。

「今まで愛し、共に生きた美術品について同好の士と楽しく語り合う日の準備をする。」と将来の夢を瑞々しく話してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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