『蝶のよりみち』 | 胡晴の記憶の本棚

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読んだ本やその日あったあれこれ

2015年2月に出版された、高濱寛 さんの

『蝶のゆきみち』 を読み終わりました。

 

長崎丸山の花魁、几帳大夫が主人公の漫画です。

『ニュクスの角灯』『扇島歳時記』と同じ作者さんの作品で、

登場人物たちがちらほら両方の本にも登場しています。

時系列で見たら、この本が一番最初のお話になるのかな。

 

欧米で人気が高いというのも納得な絵のキレイさ。

几帳の裸が特に。

思わず触りたくなるほどのリアルさ(ほぼ変態さんぽい表現ですが(笑))

 

話の内容も、几帳がとにかくけなげではかない。

個人的には、裏切られたと思うよりは真実を教えてくれ! 派なので、

生き方には賛同できないですが、美しい話でした。

 

熊本出身の人なので、これからも推し推ししたいです。