武将の墓 | 荒木又右衛門の墓 - 玄忠寺!鍵屋の辻の決闘を制した剣豪の謎の突然死! | 地図付 | 武るるん♪ 武将と城の旅。時々観光とグルメ(地図付き)

「武るる 日本全国の武将と城の旅。ときどき観光とグルメ」武将の墓めぐり、荒木又右衛門の墓の紹介です。

 

人物名 墓のある施設 住所
荒木又右衛門 玄忠寺 鳥取県鳥取市新品治町

 

誤字やリンク切れ等がございましたら、コメントにてお知らせくださいますよう、よろしくお願いいたしますm(_ _ )m
スマホで地図が表示されない場合、一度前の記事に戻ってもらい再度次の記事を読み込みすると表示されるようです。

荒木又右衛門の墓は玄忠寺にあります。
発見難易度★★☆☆☆

くるまr駐車場があります。

 

荒木又右衛門の師は柳生十兵衛はてなマーク柳生兵庫助はてなマーク
荒木又右衛門は、服部平左衛門の子として伊賀の国・荒木村で生まれました。
本多政朝に仕えますが、後に浪人。故郷に帰り、荒木姓を名乗りました。
その後、大和郡山藩・松平忠明の目に留まり、剣術指南役として250石で召し抱えられました。
故郷に帰ってから大和郡山藩に仕えるまでの詳細は分かっていませんが、その間に柳生新陰流を学んだとされ、その師は柳生十兵衛であったとも柳生兵庫助であったとも言われています。

鍵屋の辻の決闘
寛永7年(1630年)、岡山藩士・河合又五郎が同僚の渡辺源太夫を殺害し、逐電するという事件が起こります。
又五郎は一時期、直参旗本・安藤次右衛門に匿われますが、後に幕府の命により江戸から追放処分となります。
岡山藩主・池田忠雄の上意討ちの許可を得た渡辺源太夫の兄・渡辺数馬(かずま)は、姉婿で剣豪の荒木又右衛門に助太刀をもとめました。

又右衛門・数馬一行は、仇敵・又五郎を探して諸国を行脚し、ついに河合又五郎の居所を突き止めます。
そして、寛永11年(1634年)11月7日、伊賀上野城下の西のはずれの鍵屋の辻(かぎやのつじ)にある茶屋・萬屋で又五郎らを待ち伏せしました。
数馬方は、数馬の他、荒木又右衛門、森孫右衛門、岡本武右衛門の四人。
対して河合又五郎方は11人であったそうです。
早朝、鍵屋の辻に差し掛かった又五郎一行に立ちはだかった又右衛門たちは仇討ちの意を伝えて斬りかかり、両者入り乱れての死闘となりました。
数時間の後、仇敵・河合又五郎を見事討ち取り数馬は本懐を遂げました。
人数の差にもかかわらず、又五郎を討ち取ることが出来たのは、荒木又右衛門の活躍があったからでしょう。
なお、荒木又右衛門36人斬りの逸話が残りますが、史実ではありません。

検視を行った伊賀上野藩・藤堂家は渡辺数馬、荒木又右衛門らの武勇を称え、河合又五郎らの霊はこねんごろに弔ったといいます。

日本三大仇討ち
建久4年(1193年)の曾我兄弟の仇討ち、寛永11年(1634年)鍵屋の辻の仇討ち、元禄15年(1703年)の赤穂浪士の討ち入りが日本三大仇討ちとされています。
それらは、歌舞伎、講談、能、幸若、人形浄瑠璃、テレビドラマ、映画などになり、今日まで語り継がれてきました。

謎多き荒木又右衛門の急死
鍵屋の辻の決闘の後、渡辺数馬と荒木又右衛門は藤堂家に客分として迎えられます。
それから4年後の寛永15年(1638年)、鳥取藩主・池田光仲(※1)の要請により、渡辺数馬と荒木又右衛門は池田・藤堂両家の丁重な護衛のもと、8月12日に鳥取へと移りました。
※1. 岡山藩の池田家は、池田光仲の代には鳥取へと国替えになっています。
両名は鳥取に妻子を呼び寄せましたが、又右衛門は8月28日、妻子が鳥取に着く前に急逝してしまいました。
又右衛門の死はあまりにも突然なので、毒殺説(※2)や死の偽装説(※3)などが今も語り継がれています。
※2.藩主の許しを得ての仇討ちであったとは言え、結果的に幕府の判定に弓引く形となってしまったために、何かしらの圧力があり毒を盛られた。
※3.上記の理由や、河合又五郎ゆかりの者からの暗殺を避けるために、あえて死んだものとして済ませ、鳥取城内にて生き続けた。

荒木又右衛門記念館
お寺の一角には荒木又右衛門記念館もあります。
荒木又右衛門の所持していたお守り、刀、鎖帷子、江戸時代の書籍、映画の資料などがありました。

 

 

玄忠寺。

 

 

本堂内の襖絵。

 

 

庭園。

 

 

境内にある荒木又右衛門記念館。

 

 

荒木又右衛門の墓へ。

 

 

荒木又右衛門の墓。法名は「誉行念定門」

 

 

アップ。墓石は崩れ防止のためにネットが張られていました。

 

 


武将の墓めぐり TOPページへ戻る
日本全国の武将の墓を紹介しています。

 

アメブロ以外の方のご意見・ご質問等はこちらまで。
※返信までに時間を要する場合、お答えできかねる場合もございます。ご了承ください。

ライン宣伝07ラインスタンプ作りました。
喜怒哀楽を兜の前立てで表現した可愛い「武将の日々と日常なサムライスタンプ」
かわいい「たぬきサムライのスタンプ」などなど。
気に入ったら使ってくださいね。よろしくお願いします。
スタンプはこちらから。

ブログランキングへ参加中です。ご協力お願いしますm(_ _ )m
パクリはやめましょう!
このブログの記事や画像の無断使用、転載は絶対やめてくださいね。
ご使用等に関してはこちらまでお願いします。

この記事作るのにいろんな史料を調べたり、現地に行って写真撮ったり、時間・お金がたくさんかかってます!
ズルしちゃだめですよ。

© 2010-2023 siro-sengoku-bushou.