やっと外気が20度C近くまで上がり気持のいい日が続く。
が、山はエゾマツ、トドマツの常緑樹かクマザサの緑それ以外は灰色。
25日の昼からスケッチに行った。
前に一度だけ行った忍路(おしょろ)の港が木立から見おろせる小山へ。
木の葉が繁ったら港は隠れ見えなくなるので訪れるのは今の時期しかない。
ここを描いた絵は貰われて行ったので手元にも一枚残しておきたいと。
小高い丘の鉄塔を目指し息を整えるために何回も休みながら登っていく。
・・・・・歳を感じる。
横にはサクランボの畑が広がっている。
頂上の何かのアンテナの横からササやぶを漕いで港が見えるところまで進む。
およよ・・・・・水の色が緑色。
何故ここに一度しか来なかったのか判った。
ここまで来るのに勾配が急で大変だったのと、ササ藪の中。
スケッチの間は、立ちっぱなし。その苦労の割には見晴らしがいまいちの所だった。
年取ったらなんでも忘れちゃうんだろぉーか。ちょっと不安。
描いてる最中に港に海霧が流れてくる。
突然遠景に余市と積丹(しゃこたん)の山が現れる。
が、忍路の山と余市の間の海が見えない。
まるで雲海のよう・・・・・・・。
ちょっと絵にならないので霧が消え海面が見えるまで待つことにする。
この間に、友人にメール。
絵描くのに飽きたりしたらすぐメール。「天気いーよ」「のんびりしてるよー」「昼からビール飲んでるよ」
貰ったほうは仕事中なのでえらく迷惑だろうに・・・・・・。
30分待ったが晴れそうもないので撤収。
帰りにサクランボ畑のおじさんに声をかける。
おじさん言うには、この時期にこの冷たい海霧を浴びるとサクランボは実を付けない。
畑全体をビニールで覆うのは広すぎて”かまど返す”(破産する)んだって。
ここから冷たい海霧が這い上がってきてサクランボ畑を覆うんだって。
バス停に戻る。
普段は塩谷、桃岩が見える(2009年4月撮影)。
バス停よりだいぶん高い位置からの撮影で構図はちょっと違うんだけどこんな感じで。
左手の海の景色がまるっきり見えない。
なかなか春先の天気は安定しない。
ササやぶをこいだためズボンが汚れ奥さんに少々お小言を頂いた修行人





