蛸岩(たこいわ)スケッチの次の日女郎子岩(じょろこいわ)へ行く。
バス停、島武意(しまむい)海岸入口から10分ほどバス道路を戻ると遊歩道入口に着く。
ここにはたしか、去年の秋から「熊出没注意」の看板が立っている。
熊の出没は、夕方から明け方にかけてと聞く。
ただ内地のツキノワグマの騒動では、こうしたセオリーから外れていたという。
アイヌのヒグマ撃ちの名人の本(姉崎 等さんのインタビュー記録「クマに会ったらどうするか」)を読むと、
ヒグマは人を恐れていて、遭遇してもじっと隠れてやり過ごすとの事。
理由は、人は一見弱そうだがたくさんはびこっている事。色んなものを使いテリトリィを、広げている事。
時として、仲間が簡単に殺されること。
ところが偶然人と鉢合わせし、意外と簡単に倒せてしまい大胆になりその後、何度も現れるそうです。
名人は、熊にあっても恐れず睨みつけ、時にはどなるんだそうです。怖くて私はできません。
入口から、20分ほどで、女郎子岩へ着く。ここは、3度ほど描いている。SMサイズで約2時間。
さすがに入口看板が利いているのだろうか描いてる間、誰も来ない。ゆっくりおにぎりを食べる。
ふと帰り道の方を見ると、ここも絵になるんじゃないか試してみる。SMサイズで、デッサン30分彩色30分。
手前ササやぶを、マスとしてとらえデッサン時は、あまり描きこまない。影だってすぐ入れちゃう。
これはこれで、良い様な。これだと旅先で短時間で仕上げられる気がする。
すぐ悟っちゃった気がするんだな~と思う修行人


