●この記事は、創作TALK 2023−24に参加しています。

 

旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。 

 

こたつパンダ

イラスト提供:フリーペンシル(iconbu.com)

 

令和6年能登半島地震により被害に遭われた皆さまへ、心からお見舞い申し上げます。

さあ、新しい一年を始めよう、というタイミングでの大きな災害に、自分には直接被害がないながらも気持ちが落ち着かないまま、そして年末の体調不良を戻せないまま一月も下旬に差し掛かってしまったのですが、できることから少しずつ戻していきたいな…

そうだ! 目標を決めよう! と思った次第です。

 

・一行でいいから平日も書く

・目標(完成)枚数 原稿用紙換算300枚

・新作長編の1話・2話を完成させる

・新作長編と同じジャンルの小説を12冊読む(月1冊)

・個人誌以外の同人誌計画を立てる

 

こんな感じかな。

2021年以降、ずっと「枚数」の目標しか立てていなかったことに気付きました。

たぶん「止めない」のが精いっぱいということが自分でわかっていたからなのかと。

社会の出来事以外で、書く方も、結構無理を重ねた後で、心がすり減り状態だったので…。

「楽しいからやる」という軸を動かさないように、…うーんでも難しいんですよね、適量が。

「誰かと一緒にやる時は、ちゃんと自分を見てくれる人と」というのも、「楽しい」に必要な条件かなとか。

わがままなんですけど、「商業もやっている人」というのが、こう、なんか… それだけで作品が注目して頂けたら、いいのかもしれないですけど、期待外れになっちゃうことも多いと思いますので…ね。

ぜんぶ最近の話ではないのですけど、積み重ねてしまったものが、老ラクダの背を痛めつける。ううう。

どの原稿も、届く方のことを考えて、全力でがんばりますので。

うん、そう、いいと思える作品を書こうね(人生の目標)。

 

平日、仕事と家事の中間、後片付けの後など、モードの切り替えがうまくできないのが課題なので、…以前はどうしていたかな。

音楽かな…? 音楽をかけるようにしよう。

あと体の不調は初期段階でさっさと治せるように。後を引くと色々なかまを連れてくる。

うまくいかなかったことを引きずりすぎるのもやめましょう。

いや、アンソロ企画が立てられないのは、トラウマと言うより、近年参加させていただいたアンソロの主催様がすばらしすぎるからなんですよ…! 眩い企画力に実行力にきめ細やかな対応、美しすぎる完成品、そんなハードル上げてどうします…?

よそはよそ、うちはうち。とはいえ、良いところは見習いたい! 

バランスを考えて。…と言っている間に来世になりそうですし。

今世もすてきなもの(自分にとって)を残したいので、あまり主催に期待しないでその場の雰囲気で進めていいよっていう方、ご一緒!しましょう!

とりあえず目の前の風邪を治します。

 

本年もよろしくお願いいたします。

●この記事は、創作TALK 2023−24に参加しています。

 

こんにちは。創作TALK経由はじめましての方向けに、まずは自己紹介を。

あずみと申します。創作小説サークル「冬青」名義で約10年半、一次創作での同人活動を。

また「栗谷あずみ」名義で商業TL(男女恋愛)執筆をしています。

 

●記録と記憶(創作TALK/オプションテーマ)

 

記録…は、個人の手帳(ダイゴーのE1681)に、主に執筆記録(一日何枚書いたかと、着手日、完成日)と日々の覚書をつけています。

最初は予定+執筆枚数だけで、シンプルだったのですが、とにかく小説筋(しょうせつきん)をつけるため、枚数を書くんだ、できれば質も… という時期を経て、色々あり、人間活動もちゃんとしないと進んでいけないと個人的に思い、体調のほかに、読書期間、とか、部屋の片づけ中、メンタル落ち期… みたいな呟きも書くようになりました。

白紙で、「何していました?」って将来の自分に責められるよりは… 事情がわかった方が、情状酌量があるような。

自分の文字で記す、というのは、記録に残す、とその時の自分が判断したということでもあると思います。

自身が気分に浮き沈みのある、だらしない生き物である、ということを、認めるのは恥ずかしいのですが、少しずつ受け入れられているのかな、と。

記憶は年々見失いやすくなり、不定形ですが、記録をもとに呼べばまだ、頭の中にいることがわかって、安心します。

 

●振り返り

 

さて10周年を迎えましたサークル活動を中心に、一年の振り返りを。(商業はカウントが難しいので除外します)

短くまとめると、メンタルは停滞期からの復活。フィジカルは一年通して軽い不定愁訴に悩まされ続ける。でした。

 

今年の目標(完成)枚数は、原稿用紙換算200枚。一作ずつ振り返ります。

 

☆「一匹狼の反抗期」 原稿用紙6枚

 

「文フリ京都」ペーパー用、1月、1日、現代女女。

同人誌「生物実験室の彼女」の学生篇(#0.5)。寛子視点。

用意していた新刊の校正が間に合わないことがわかったので、急遽書き下ろしました。無料配布には向かない刺々な語りですね。若さを棘だと思っている節があります。

 

☆「彼女はことばで納得したがる」 原稿用紙35枚

 

「文フリ京都」新刊用(だった)、1月、9日(改稿のみ)、現代女女。

同人誌「生物実験室の彼女」の大人篇(#4)。寛子視点。

もとは2021年総括の記事にある「真夜中の反省会(仮)」です。

「他愛ないお話」の改稿なので余裕で間に合うはずだったんですが、元都知事云々あたりの裏取りが雑だったので、イベント後に時間を取ってやり直しました。

自分でもこわい… と思う話題に一番触れているので、こういうお話は気軽にwebに載せられなくて、同人誌で読む方にもじっくりお付き合いいただいて、その上で怒られるなら仕方ないなっていう……。SNSではなくて対面で話すこと、に近いのかもしれません。素面で。

 

☆「コロナ禍バレンタイン短歌ポスカ」 原稿用紙1枚

 

通販封入用、2月、1日、短歌。

今年作ったんでした? というくらい記憶にありません。うさうららさん主催のネットプリント企画「短歌ハッシュ」2020年6月号「甘」の没ネタかな? 紙がかわいい(レザック80つむぎ/桜)。

 

「病弱カレシの点滴カノジョ」 原稿用紙37枚

 

公募用、3月、5日、TL。

PCを新調しまして(LG gram)、指慣らしで何か趣味原稿を書いてみたかったんだと思います。コンテストのメールが魔法のiらんどさんからタイミング良くきたのかな?

宣伝をほとんどしていないのにPVが当社比勢いよく回って、溺愛ジャンルすご… と思いました。

 

「こんな夜にはひと匙の月果を」 原稿用紙17枚

 

公募用、5月、2日、童話風。

体調不良で初めてコミティアを欠席しまして。連休中、安静にしながらぽちぽち打っていたんじゃないかな。

プロダクト系のコラボはずっと憧れていて、こちらは受賞作品をもとにフルーツティ―を作ってくれるのだったはず。

惜しく…もなんともなくさっくりと落選しましたが、いいなぁ、現物化、あこがれだなぁ。

 

☆「ゆめの通い路」 原稿用紙13枚

 

「文フリ大阪」新刊用、4-7月、4日、現代女女。

同人誌「生物実験室の彼女」の大人篇(#4.5)。寛子視点。

このシリーズの登場人物はほぼ寛子と一佳。

エブリスタさんからも「登場人物が2人だけなのに緊張感を維持できているのは素晴らしい。」とレビューをいただいたので、基本ラインはそれを維持しつつ。

3人目を作るとするならこの人――というのが、名前だけは時々登場していた立田なので、少しだけ掘り下げたかったのです。

《平成》の教師。今、先生方、何をなさっているのかなぁ…という思いを込めて。

 

☆「未来からもきっと恋をする」 原稿用紙45枚

 

「文フリ大阪」新刊用、7-8月、20日、現代女女。

同人誌「生物実験室の彼女」の大人篇(#5)。寛子視点。

エピローグ。まさかこんなに続くとは思わなかったです、このお話。

初期稿では、#3がエピローグのつもりでしたが、コロナがあって、「一緒にいること」へのテーマが膨らんだ気がします。

一組の先輩後輩の、10年観察日記のような作品になった…かな?

学生篇で、もっとミレニアム前後の空気が出せたら良かった、と今にしてみたら思うのですが(平成レトロというらしい)あまり現代風俗描写と相性の良い文章ではないんですよね…。総集編を出す時が来たら、一工夫したいところです。

私は複雑なところをナレーションで飛ばしてしまう癖があって、#3で「黒歴史」と寛子が言ってしまっている部分について、私はエピソードをお見せした方がいいんじゃないかな、どうかな… と悩んでいる感じですが、ひとまず一区切り。

 

「アドベント(仮)」 原稿用紙5枚

 

「コミティア146」ペーパー用、11-12月、3日、ファンタジー女女。

同人誌「ワスレナウタ」の番外篇。

ずっと出す出す詐欺をしているクリスマスのお話をですね…。同人誌として準備中です。

そのお話とは特に関係ないのですが、過去の没原稿を再利用しつつ(冒頭)小さなお話に仕立てました。

このふたりは…というか、ジラが、ですね。ジラの中の苛烈さ、炎の部分、もしかしたらそれと一番相性が悪かったかもしれない、レシカの氷の部分…。

がうまく化学反応しない状態さえ作れれば、もしかしたらもう少しは良い方向に進めたのでは…?

という思考実験が終わらなくて、なんというか手前味噌ですが、好きな二人だなと、しみじみ思います。

 

以上、159枚。去年おととしと同様ペース…というか、商業を入れなければずっとこんなものかもしれませんね。

あまり自分を追い立てず、こんな感じで良い気もします。来年はもう少し楽しみたいかな。

「生物実験室の彼女」シリーズが一段落して、次の作品群の準備をしていて、「あ、同人はやっぱり自分にとって究極の遊びだな…」って思うことがありまして。

「遊びだって言うのに、どうしてこんなガチガチに固める考え方をしていたんだろう」って思って、少しモチベーションが戻ったので、今度は忘れずにいきたいです。

あわよくばチヤホヤされたいって願望は捨てきれないのですけど(悪いことでもない)、「…という型通りでなければならない」という考え方に浸されると、「それができないなら書く意味ない?」っていう方に一直線なので。

楽しく、続けたいです。

 

●出した同人誌

 

 

年末年始はお休みしていますが、pictSPACE通販してます。

 

●参加イベント

 

1月  文フリ京都

9月  文フリ大阪

11月  文フリ東京

12月  コミティア146

 

●商業

 

すべて漫画原作のお仕事となります。

素敵な先生方とご一緒させて頂くことが叶い、光栄でした。漫画にしかできない繊細な表現に触れ、たくさん"キュン"を勉強させていただきました。

本当にありがとうございました。

 

 

 

●受賞(追記)

 

エブリスタで開催の「集英社 女性向け3レーベル合同マンガ原作賞」

「生物実験室の彼女」を優秀賞に選んでいただきました。

これ以上の展開はない賞なのですが、"売れる"マーケティングから外れた女性同士の話を、どなたかが見て評価してくださったのか…と思うと、励まされる気持ちでした。いつも応援してくださる皆様も、ありがとうございます。

 

 

最初に書いたように… 今年は人間活動の方に注力せざるを得ない部分が多くて。

PCはじめ家電も次々壊れていくし、自分も健康診断に引っかかって検査の日々だし、当分引っ越しがなかったので家の物置等も大変なことになってしまい、薄々は気づいていたものの放っておいてしまってました…! なことの大整理が。大変でした。

夢の世界として大切にしていた領域もたくさんの問題を抱えて逃避先にできず…、というか、薄々知っていたような。

いや自分は昔からもっと広い範囲で多くのことを「薄々知って」いたでしょう? と思い、秋以降、メンタル面に来ていましたね…。

でも身近な人や自分のために戦士になれないのは、勇気のみならず、階級の話では? と思うとつらみ極まりけり。我だって、今年も仕事で理不尽を受けたりけり。戦えず撤退せり、哀し。階級社会のあがき方の違いが分断となりがちなのも、また哀し。

などと虚空に向けて呟きつつ… twitterがXになったのも今年でした。

 

連帯は簡単なことではないけれど。尊重を、慈愛を、心配りを。でも大切な自分を削るのはちょっとだけ。

そんな諸々な調整、140字には縮められないので、書いて飲み下していきたいなと思う年末です。

 

皆様もどうかお健やかに、今、何かで苦しくても…、また来年も、よろしくしてやっていただけますと嬉しいです。

良い年をお迎えくださいませ。

 

●この記事は、創作TALK 2022−23に参加しています。

 

謹んで新春をお祝い申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。 

 

 

お正月イラスト

イラスト提供:フリーペンシル(iconbu.com)

 

 

今年がはじまりましたね。

 

…。

 

…どんな年にしたいですか?

 

個人的な思いとしては。

楽観はまったくできないものの、自分の立場、年代で気を付けられること、できること… というのも定まってきた感があります。

潮目の読み方というか… タイミングの見計り方というようなものも、馴染んできたような。

もちろん、その変化にも気をつけなくてはいけませんが。

 

不要不急。

言われ始めて久しいですが、ショックな言葉でしたよね。

創作に携わられる方、多くがそうだったのではないですか?

同年代以上の方は特にそうかも… 若い世代の方とはたくさんは話せていないので、わからないですが。

創作=無駄、みたいなね。空気があったんですよ。我々の時代は。(まさかこの言葉を自分が言う日が来るとは)

いつの間にかクールな個性になってますけど(だといいなぁと思いながら言ってますけど)。

確かに…という同意の気持ちも無きにしも非ずだったのが、痛いところ。

そういうものだという空気に、知らずに染まってしまっているんですよね。怖い。

 

でもね、さすがに三年目。

急ぎの案件じゃなくても、そんなに塩漬けにしたら怒られるし、自分の気も咎めるし。

少しずつあっためていきたいなぁと…。

またケガするかもしれないのですが、この行動が誰かを痛めつけることにつながらないといいのですが。

そんなことをくっつけて考えながら、もう少し体も心も動かしたいなぁ、と思う新春です。

 

しかし、本当に本当に、健康、大事。

昨年は身内の身体に不調が出たり、色々ありまして。

「動きたい」のきっかけはそこだったかな。何もかも有限なのだな、と思うので。

有限だから、健康も大事、やりたいことをやっていく充実も大事。

他の方の有限を踏まないように……。難しいですね。

完璧な手順も、失敗のない方法も、ありそうに見えて、ないんだと思います。

精一杯考えてやっていくしかないと思って、自分のペースで、がんばります。


・目標(完成)枚数 原稿用紙換算200枚

 

枚数は絶対のものにはしていないので。

そもそも漫画原作とかも出て来たので、カウントどうする? 問題もあります。

ただ最低これは今年書きたい! と思っているのがそのくらいの目分量かな。

冬青10周年です。楽しみます。どうかじゃましないでくれ疫病…!

 

ということで、本年もよろしくお願いいたします!

 

 

●この記事は、創作TALK 2022−23に参加しています。

 

こんにちは。創作TALK経由はじめましての方向けに、まずは自己紹介を。

あずみと申します。創作小説サークル「冬青」名義で約9年半、同人活動(主に女と女の恋愛)を。

また「栗谷あずみ」名義で商業TL(男女恋愛)執筆をしています。

 

冬青、来年の5月で10周年なんですね… 知らなかった。

 

さて、毎年楽しく参加させて頂いている創作TALK。恒例の一年振り返り記事。

 

今年は… というか、今年も停滞感が強かった記憶ばかりなのですが、12月に入り「来年こそはちゃんといろいろを楽しみたい…!」と気持ちを更新できた感じなので、…なんとかします! 

いや抱負は新年で。今回は振り返り! いきます。

 

・目標(完成)枚数 原稿用紙換算100枚

 

…へ? それだけでいいんですか? 今年1月頭の私の甘さが泣ける。

自分を壊死させない、については大変がんばりましたよ。

在宅勤務のある職場に転職もしました。褒めて。私。

 

☆「ここにいない君」 原稿用紙1枚

 

同人誌「フロム ネヴァーランド」用、1月、1日。

番外編書き下ろし。本編を書いたのが七年前(!)なのですが、意外となんとかなるものですね。一度やった分、すぐ役に入れるというか(役者じゃないけれども)。

入稿した時には、まさか… まさかロシアがウクライナに軍事侵攻するとは思っていなかったです…。

 

☆「退蝕の町の幽霊」 原稿用紙1枚

 

kuren.さん主催のアンソロジー「2022年アンデッド合同誌企画」用、6~7月、5日、現代ホラー。

「2020年冬の黒ドレス企画」「2021年天使合同誌企画」に引き続き、文章で参加させていただきました。

今回は初めて、文章を先に出させていただき、それにイラストをつけて頂きました。

主催のkuren.さんが結構スパルタでNG出ししてくださったので、喜びながら手直ししました。良くしようと思ってくださるのありがたい。

ごく最近、本が完成した! ようでして、何冊か購入したので、手元に届くのが楽しみです。

 

☆「黒い羊の恋わずらい」 原稿用紙33枚

 

「コミティア142」新刊用、8月、5日、現代女女。

同人誌「生物実験室の彼女」の学生篇。一佳視点。

このシリーズは本当に甘さ控えめで…。私の中では”盛る”を少なめにして、できるだけ”リアル”な手触りを大事にした恋愛小説なのですが、代わりに何をエンタメとする? と考えると非常に難しいな… と現在進行形で腕組み中です。読んで良かった、のご褒美も欲しい。ですよね。

短篇を近日改稿+一篇長めの学生篇を書き終えたら、シリーズ総集篇を出す予定です。

 

☆「LAZY MONDAY MORNING」 原稿用紙48枚

 

「コミティア142」新刊用、8月、9日、現代女女。

同人誌、新シリーズです。

ずっと書きたかったウェディングプランナーもの。

突発新刊の割に立派な表紙があるじゃないか! と頒布イベントで言われたんですが、…そう、予定を組んで準備していたのに色々降って来て出せなくなっている本というのが、この世にはあるんですね… ホラーです。

イラストレーター様、デザイナー様、ごめんなさい(過去形だけじゃないんだな…)。

本文は一から書き直しています。昔すぎて、一稿はほぼ使えなかったのです。

オブラート薄すぎて、友達なくすかも… と震えながら書いたのですが、周囲からは比較的好評をいただいていて、やっぱり自分評価では読み切れないところがあります。表現、面白い。

でも初見さんには発酵味が強いかも、と個人的には思っています。キャラは可愛いのですけど。

そんなに長くなる感じはしないので、全三冊って感触でしょうか。来年完結したいです。

 

☆「待宵のワンス・ア・ガール」 原稿用紙51枚

 

花野木あやさん主催の華族アンソロジー「百華ノワール」用、9~11月、約1ヵ月、時代もの(大正)。

怪盗と令嬢が出て来るお話です! お着物がたっぷり。クラシカル。好きな雰囲気。

久しぶりに資料が必要な小説を書いたのですが、それはもう、楽しかったです! 

自分の中に最初はなかった美しい単語が煌めいていると、自作でも、より愛おしく感じられますね笑。

動きのある話で文字数上限もあったので、当初予定していたほど耽美には振れず。

難しいですね。趣味を入れつつ、エンタメ。乱歩先生の凄みを思い知りました。

全然表に出せなかったキャラクターの裏設定がたくさんあるので(そもそも怪盗側の話を書くつもりだったのですが、諸事情でああなり)、続きも書きたいなと思うのですが、その勢いで増やすときりがないし、いい感じに静かな余韻が出た短篇ではないかな、と自分では思いました。

 

以上、134枚。

近年はこんな感じですね。スローペース、マイペース。最低限、目標は達成ということで。

 

個人で出した同人誌は「フロム ネヴァーランド」「黒い羊の恋わずらい」「LAZY MONDAY MORNING」の三冊。

ちょっと奥付があやふやですが笑 ななさんとの合同誌「常葉の書架 TRAVELING BAG」もお目見えしました。

そして草群鶏さんとのコラボ、分岐ありのリレー小説ペーパー「さんぽ」も印刷版に!

コラボはどちらとも、御相手のセンスとお力で、さらに充実したかわいさになったかと思います。

個人誌唯一のオンデマ本「フロム…」はデザイナーさんに本当に美しく仕上げて頂いて、印刷所さんの作例にも載せて頂いて。

綴じられた本の形にするって自分にとってとても幸福なことだなと思いました。

紙の値段はあがりますが…がんばって続けたい。ホッチキス綴じだって立派に本ですけども笑

 

 

 

 

年末年始はお休みしていますが、pictSPACE通販してます。

 

イベント参加は以下。

 

2月   NEOKET2

3月   花鳥風月

4月   文学フリマ広島

5月   文学フリマ東京

9月   コミティア142

11月   紙本祭

12月   そこの路地入ったとこ文庫

 

オンラインイベントと委託には引き続きお世話になりました。

そして一度延期にはなりましたが、文フリ広島では、コロナ時代が始まって初めてのオフラインイベント参加がかない。

二度の文フリは会場にいても「夢…かな…?」と実感がわかない感じだったんですが、三度目、コミティアでは新刊も出して、積極的にしっかり参加できたような気がします。

 

お仕事は、小説は何も発表がありませんでしたが、漫画原作のお仕事&小説のコミカライズの機会をいただき、新しい世界を知ることができました。漫画の奥深さを日々感じております。素敵な作品にしてくださった先生方、助言くださる編集様、光栄な機会を本当にありがとうございました。

 

 

 

 

多くの方のご尽力で少しずついろんなことができるようになり、皆さまにも優しくして頂き、推しの方もなんとか色々と舞台に立つ機会を作ってくださって、凍えずになんとか一年を重ねることができました。

私も、なにか、少しでも物理的に離れてしまった方々を、あたためることができますように。

大きなことを目指すのも大事ですが、まずは身近な方々を大切にするところから。そして範囲を広げていけますように。

皆さま、どうか良い年をお迎えくださいませ。

2023年も、少しでも無事に過ぎてくれますように。そして幸せが皆さまのもとへとどきますように。

 




kuren.@seep_999さま発行

イラスト文章一次創作合同誌
『#2021年天使合同誌企画』

文庫 40P 670円


 

人物中心に水彩イラストを描かれるkuren.さん主宰の、「天使×無性別」をテーマにした合同誌に、寄稿させて頂きました。

 

絵を元に、別の人が文章を。あるいは文章を元に、別の人が絵を描く、全ページフルカラー、コラボ形式の作品集。

文庫サイズカバーつきで、凝縮された見開きの世界を、隅々まで堪能できます。

 

どのコラボも、「絵のどの要素を拾って切り取ったのか」「あるいは足し引きしたのか」、そして絵と文章、それぞれの作家さんの《天使観》が伝わってきて、すごくすてきでした!

 

前回黒ドレスの記事で特にお気に入りの物語を挙げていたので、選ぶのが難しかったんですが今回もふたつ選びました。

みつきさん「天使と私の」

草群鶏さん「のぞみのすがた」

 

内容が好みというのもあるんですが、絵のタッチや色彩感やリズム感のようなものを、どちらの作家さんも文章にすごく反映して?

あるいは自然と? 

ひとつの世界として調和させているのが「匠!」と感じました。見習いたい…!

私はkuren.@seep_999さん 「カラクリの愛」に、「STEAMPUNK ANGEL」という文章を添えさせていただきました。
全体のトリなので明るく! と言い渡されまして(笑)当社比明るめです。
 

kuren.さんの描かれる、淡い色合いの、性別のあわいを揺蕩うような艶っぽいキャラクターイラストが前回参加時からすごく好きで、今回組ませて頂いてとても幸せでした。
スチームパンク…(風…)に挑戦させていただきました。

表に出すのは初めてではないかな?

デジタルの絵とは違う、味のある質感のつばさだったり、天使の造形だったりを、うまく表現できていれば良いのですが…


機会があれば、見て頂けたら嬉しいです!

 

 



 

もう、このピックアップ画像だけで豪華さが伝わるかと…!

 


通販

印刷所直送 同梱不可 #2021年天使合同誌企画 | 羊小屋/工房999号室 - BOOTH 

(主宰さま経由、印刷所直送。送料込みの価格で最安です)

イラスト文章一次創作合同誌 - 羊小屋/工房999号室 - BOOTH

(主宰さまからクリックポスト。『黒ドレス』など他のコラボ本も同時にご入用でしたら)

 

《イラスト文章一次創作合同誌》#2021年天使合同誌企画 | 冬青 通販部 - BOOTH

 

(あずみの自家通販。こちらに住所等は伝わりません。冬青の同人誌とのおまとめ買いなら)



一枚の絵から広がる、はてしないストーリーの地平へ。