年賀状を突き返されてしまった失敗談! | 失敗から学ぶ君のブログ

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営業一筋26年。数えきれない程の失敗や挫折を繰り返し、未だに失敗をしている中年オヤジです。今では畏れ多くも管理職を拝命させて頂いておりますが、組織運営も失敗の連続!そんな私が出会った本や失敗談、不思議体験や日々の出来事や感動した事をご紹介します!

皆様、新年あけましておめでとうございます。

 

本年は申のように快活に生きていこうと思います。

 

さて、今回のブログのテーマであります「年賀状を突き返されてしまった失敗談!」でありますが、これは私がまだ小学生高学年の頃の失敗談であります。

 

普段何かといがみ合っていたクラスの友人がいたのですが、私はあえて年賀状を彼には出しませんでした。

 

しかし、彼は律儀に年賀状を出してくれたのです。

 

私は「あいつも良い所あるじゃん♪」なんて見直してしまいましたが、年賀状の裏を見るとそこには・・・

 

私への罵詈雑言を面白おかしく書いていたのです!

 

例えば「今世紀記録に残るデブ!」や「若年性おやじ顔!」などなど、宝石をちりばめたが如く、素敵な悪口雑言が並べ立てられていました。

 

私は「キーっ!」となり、お返しに年賀状をしたためました。

 

子供の発想です。

目には目を、歯には歯をです。

半沢直樹ばりに「やられたら倍返しだ!」です。

 

同じように彼の容姿をさげすむのような言葉を書きまくったのです。

 

例えば「100年に1人のもやしっ子」や「人類最強の天パ野郎」などと。

 

私は軽い気持ちで郵便ポストに投函しました。

 

すると・・・

 

数日後、私の書いた彼宛の年賀状が家の郵便ポストに返却されていました。

 

私は「?」となり、年賀状を手に取り「なんで返って来たのかな?返信用年賀はがきか?」と何気なく年賀状を見て見ました。

 

するとそこには、彼の父親らしき人の字で「失礼にも程があります。この年賀状は受け取れません。」と書いてあったのです。

 

例え小学生でも、今まで年賀状を突き返された事など無かった私はかなり凹みました。

 

その後、よく考えるとあいつも失礼な年賀状を送りつけてきたじゃないか!と怒りに震えました。

今だったらドラゴンボールで言う、クリリンがフリーザに殺され、孫悟空がスーパーサイヤ人になった時のように。

 

私は怒りに震えながら、私の父親に事の顛末を話し、同じく仕返してやろうと考えました。

 

父親に彼からの失礼極まりない文面の年賀状を見せ、私も仕返しをする為に年賀状を作って出したんだと話しました。

 

すると父親は烈火の如く怒りはじめました。

 

「お前馬鹿か!文面はともかくお互い様だが、文字の色を全て赤い字で書く奴があるか!!」と。

 

そうです。

 

私は、黒色のペンを使わず、ペンなら何色でもいいだろうと、近くにあった赤いマジックで年賀状を書いてしまったのです。

 

宛名まで全部。

 

「赤い色」で。

 

つまりそれは「赤字」を意味し、その家族がお金に困窮する様にと言う意味合いがそこにはあったのです。

 

ですから、友人の父親も「失礼にも程がある」と書いてきたのです。

 

冬休みが終わり、学校が始まると、その友人とバッタリ玄関で遭遇しました。

 

すると彼は悲しそうな顔をして私を無視して教室に行きました。

 

休み時間、私は勇気を出して彼の所に行き、素直に謝りました。

 

「年賀状の事、ごめんよ!」と。

 

彼も素直に「いいんんだよ。俺が先にやったんだから!」という反省の言葉を期待していましたが、見事に裏切られたのです。

 

彼は開口一番こう言い放ちました。

 

「今世紀最高の馬鹿だなお前は!!だから1+1=田圃の田なんて言うんだよお前はっ!」と。

 

皆さん、年賀状はくれぐれも赤い字で書かない様にして下さいね♡

 

ちなみに彼とはその後仲直りしました。