ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (辻村深月著)読了
"30歳"という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。
都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、
地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。
少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。
あの"殺人事件"が起こるまでは……。
何かに突き動かされるように、警察の手を逃れ今なお失踪を続けるチエミと、
彼女の居所をつきとめようと奔走するみずほ。
行方を追う中、不可解な事件とその真相が明らかに……!!
- ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)/辻村 深月
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『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』って、不思議なタイトル。
著者とほぼ同年代の女性2人が主人公。
私は辻村さんの作品を初めて読んだけれど、構成がとてもうまい。
あれ?あれってどうなったっけな、って思うところはあるのです。
でも、それ以上に読ませる本に仕上がってます。
主人公みずほがかつての親友チエミを探す過程で、
彼女たちを取り巻く「ジョシ」達との20代の他愛無い青春の日々を振り返る。
女性というほど成熟していない、ジョシ達の友情という見せかけの付き合いの中にある
微妙なさまざまな気持ちを書き表している。
自分自身への焦りもあってか、他者への憤りになったり。
そう、友情と一口に言ったって、純粋に情だけじゃなかったりするんだ。
女にとらわれた女と過ごすのってめんどくさい。
そんなことを思い出したりした。
気になっていた、タイトル。
ず~っと取り上げられません。
最後にようやく分かるの。
でも、その意味が分かると、「あぁ、なるほど」って思う。
オススメです。
☆4/5

