私(母)
娘の不登校・ひきこもりと、夫によるカサンドラ症候群や毒親に悩む主婦
娘(通信制高校3年生・週5登校コース)
中2から不登校でひきこもりの娘。
ほぼ登校していません。
発達障害(ADHD・ASD・LD傾向)
PTSDによる抑鬱あり。
夫
娘に似た特性があるが自覚無し。
※娘が小学生~中学生の頃の話です。
娘の育てにくさと親子関係の悪化に悩んだ私が、娘の発達障害の診断をきっかけに、育児のやり直しと娘との関係性の再構築を目指した話になります。
前回の話
発達障がい児の親の会に入ってから、娘の特性への対応に困った時や悩んだ時
「次の親の会で相談してみよう。」
と思えるようになった。
相談できる場がある事で、発達障がい児の育児の大変さが、少し減った私

そうすると、娘への気持ちにも余裕が生まれた。(そうでない時もあるけど
)

また、親の会では
『HSC・不登校・カサンドラ症候群』というワードが頻繁に出て来た。
娘は赤ちゃんの時から敏感過ぎて困っていたけど、HSCが娘に当てはまるんだとわかった。
そして、特性がある中でも
HSC傾向のASDがある子が不登校になっている事が、親の会の中では明らかだった。
敏感で繊細ゆえ気になってしまう事が沢山ある、傷つくと自分の思考の癖で更に傷を深くしてしまう事が影響しているのかもしれない。
手や体を長時間洗わないと不安になってひきこもるお子さん、中学校にマスクとカラコンをつけないと登校できない子、色々な生きづらさを抱えるお子さんの話を聞けた。
そして、ご主人との意志疎通が難しく、孤独に育児に奮闘されている方が本当に多い

未受診だけど、たぶんうちの夫はASD(アスペルガー)だと思うと言う方が、80%以上はいた。(それぞれの個人的意見)
私の状態がカサンドラ症候群だという事もここで知り、発達障がい児を育てている方の多くに当てはまるように思った。
もちろん、ご自身に発達障がいの診断があるという方もいた。
当事者の方のお話も、いつか娘が経験する事を予想でき、とても参考になった。
そうして親の会に入り、娘の特性や不登校に悩みながらも落ち着いて対応できる事も増え、娘に診断の告知する時を迎えた。
ちょうど、中3の受験前。
娘が自分で、主治医に聞いたのです。
それまでは
本人が発達障がいを疑った時は、私(母)からは告知せず、娘が先生(主治医)に聞いて告知する事にしよう
と、主治医と私で決めていた。
主治医は「医師が告知する方が抵抗なく、受け入れやすいと思う」との事だった。
確かに、親子だと感情的になってしまって、冷静に伝えるのは難しかったかもしれない。
でも、中高生になるとスマホを持つので、実は本人が気づいているケースもよくあるそう。
私は発達障がいに関する本や、当事者の経験をマンガにした本などを娘に渡した。
そうして、娘の特性について、オープンに娘と話せる関係性を築く事ができた。
